2010年2月22日月曜日

志賀高原 2回目

先週月曜日に帰宅したばかりだったが再び一昨日昨日と志賀高原でスキーをしてきた。前回は高校時代の同窓生、今回は娘と孫の付き添いである。昨年までは娘家族全員を年に一度必ずスキーに連れて行った。今年の正月娘に確認したら「今年は上の子のクラブ活動も忙しいのでスキーは止めておきます。」との返事だったのだが、先日祖父さんが一人でスキーに行った、と聞いた下の子が「俺も行きたい」と言いだしたので何とかしてくれとの事。可愛い孫の願いでもあり、こちらも嫌いではないので、同窓会で宿泊した同じ宿に予約を入れて娘と小学校5年生の孫を連れて行ってきた。婿さんと上の孫がかわいそうにも思ったが、上の孫は現在ミニバスケットボールに専念しているのでスキーに魅力を感じないらしい。



子供も10歳を過ぎれば親離れとさえ言われる。まして祖父さんなんかには思いも寄らない事が沢山あるだろう。別に上の孫が祖父さんを嫌いという訳でもなさそうだとしたい。1歳しか年が違わない兄弟ではあるが、見事に趣味や嗜好は異なっているようだ。勿論性格的にも異なるところは沢山出ているに違いない。ともあれ今回は二日とも快晴に恵まれ、雪質も最高の状態だったので全員大満足。特に孫は自ら行きたいと言っただけあって、半日3時間半ずつを疲れた気配も見せずに滑りまくり、スキーが格段に上達したように思えた。

土曜日の午後は一ノ瀬からいきなりファミリーの頂上に上がり最初は初心者コースで脚馴らし。3本目からは中級者コースを滑るが全く不安を感じさせないので焼額方面に行ってリフトやゴンドラで10本以上滑ったのではなかろうか。我々大人はゴンドラの方が休憩になるので好都合のようにも思うが、子供用のスキーは板の幅とビンディングの滑り止めがうまく噛み合わず、一旦スキーを脱いで持ち運ぶのが難儀なようだ。従って子供はリフトを多用したがる。それでもゴンドラには4、5回は乗ったはずだ。

翌日の日曜日朝から抜けるような青空、リフトが動き出すのを待ってファミリーの頂上へ、ここら見渡す北信五岳と北アルプスの絶景には孫も息をのんだようだ。写真を撮って送ってくれと頼まれる。「お前も一緒に撮ってやるよ」と言うと「勿体ないから景色だけが良い」そうだ。中級者用のパノラマコースはもう全く問題ない。快適に何本も滑り、スキー場オープン時間が遅い寺子屋リフトの運転開始を待って寺子屋スキー場へ。ここから孫が最大の楽しみにしていた東館の林間コースに出て、山麓駅まで滑ってゴンドラで改めて東館山頂へ、ここからブナ平を経由して河原小屋迄一気に滑り降りる。全長2km近い往年の男子滑降コースと時々交わる長丁場だ。序に孫にとっては昨年までの練習場、懐かしいブナ平を何本か滑ってみたが、きっと自分でも嘘のように楽に思えた事だろう。





最後はまた東館山頂に登ってファミリーゲレンデ経由で一ノ瀬に帰還。思い起こしてみると、私自身も楽しみながら孫にも楽しんでもらえればと思って、この子が幼稚園の頃から1年に一度ずつスキーに連れて行った。この孫にはもう6年目になるが、今回の滑りを見て上達が早いなあとしみじみ思う。いつも一緒に滑っているだけで、特に技術を教える事は殆どないのだが、今日写真を見ると紛れもなく私の滑り似ている。可哀そうだが近代スキーの教本からは外れているからどこかで限界が来て、普通のおじさんスキーヤーになる事だろう。しかし何よりもたった半日ずつの短い旅行ではあったが、娘と孫が楽しかった思い出を沢山作ってくれれば何よりの事である。

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