嘗て類を見ない大型の来年度予算が閣議決定されたと報道は力説している。特に防衛相小泉進次郎氏は「財務大臣から満額回答を頂いた。」と無邪気に大喜びしていた。防衛省は予算が増えて嬉しいかもしれぬが、これで国内産業がどれ程潤うのか?想像するに大半はアメリカからの武器調達費用が大部分で、国内メーカーに回る資金は僅かでないかと心配する。三菱重工や川崎重工、或いはNECなどの防衛相御用達企業はそれなりに潤うのだろうが、日本の兵器産業は世界水準から見れば未だ小学生程度。
平和国家だから当たり前と言えば当たり前かもしれぬ。前段で掲げた兵器産業はここ数年で急成長しているらしい。小生は関心も薄いので詳しくないが、今発売されている「月刊文藝春秋」新年号に大西康之氏が<株価高騰 日本防衛産業のの死角>として詳しく書いている。いろいろ問題があっても三菱商事の売り上げを上回っているような大企業の経営について言えることは何もない。
ただ軍と産業界の協業に関して感じたことがある。今朝のニュースで観た中国の超電導列車の開発だ。日本の超電導列車はJR東海が何年前から実験に取り組んできたか記憶が無い。そのくらい昔のことで、現在時速500キロに達していると記憶している。しかし今朝の報道で知った中国の事情は次の通り<中国中央テレビ(CCTV)は25日、中国人民解放軍国防科技大学の研究チームがトン級の重さのリニア試験車を2秒で時速700キロにまで加速させることに成功したと報じた。超電導電動磁気浮上試験における世界最速という。>
実験の規模はJR東海のそれと比べれば実に小型、僅か全長400mだから問題にならない。理科の実験ていどかもしれない。しかし指導している解放軍の教授は「今後は超高速チューブ磁気浮上交通、航空宇宙の設備試験などの先端分野を巡って産業界、大学や研究機関、実用分野の深い融合を推進していく」と語っている。要するに軍産協働の在り方を改めて考える価値があるように思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿