2025年8月26日火曜日

連休明け

 ブログを2日休むと宣言したのにも関わらず結局3日サボってしまった。暑さのせいと言うことでご容赦願います。休んでいる間いろいろな事をしました。大きなことはやはり1年ぶりの墓参り。長野も東京並みの暑さと言われますが、湿度の違いでしょうか、暑さの程度が全く違うように感じます。毎年似たような感想を書いていると思いますが、市内の北小高い山の上のお墓は、何れ自分も収まると思う場所なので非常に親しみを感じますし、久しぶりに亡き親族と直接会うことが出来たような気持ちで大分すっきりしました。これは偏に同伴してくれた従妹の応援あってのことで、感謝感謝だ。

翌日は千駄ヶ谷にある国立能楽堂で能を観劇をまともに観たのは初めて。謡曲は母が一時習っているのを別の部屋で聞いたことはあるし、事前に受け取った案内書にも詳しく書かれていたが、私は瞑目したまま分からないなりにその世界観に全身で浸ってきた。舞台は三部構成。先ずは「平曲」謡の一人語り伴奏は琵琶。那須与一の物語。或いは高く、或いは低く声がよくとおる。音響設備が完備してるのかななんて思ったりしたが、どうもそうではなさそう。能楽堂の外見はそう大きくは無いが、客席は600とのこと。とった席は脇正面とのことで、横から観る形だが、役者も心得たもので、観劇に不自由は無かった。

第2部は狂言「文蔵」。狂言は平たく言えばコメディー、セリフを正確に聞き取ることが出来ればユーモアもあって面白いのだろうが、途中で笑い声をあげることが出来る人は全体の1割もいたかどうかだった。第3部が本番の「八島」登場人物も多く、笛や坡の類、謡て多い。演者は金春流の宗家一門の人たちで桜間会の幹部たち、見応えは十分だった。受付で次回公演の予約を取っていたが、聞けば次回とは来年のことらしい。全体を通して勉強になったことが一つ、能は普通の芝居と異なり静かに始まり、終わりも静かに終わる。拍手が不必要であること、これも日本の文化の一つかもしれぬ。

閑話休題:金曜日に京橋の海苔屋、山形屋で買い物をした。毎朝愛用している刻みのりが切れそうになったからだ。山形屋が東武百貨店に出店したいた時代から愛用していた一袋500円の品。55グラム入りが、何と50グラムに減量して、しかも1080円とのこと。今年5月に原料が一気に上がったのでとのこと。諸物価高騰はやむを得ないかもしれぬが、年金暮らしにはチョット痛い話。小泉農水大臣の目配りなんて知れたものだ。

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