2025年8月8日金曜日

将来への希望

 記憶を辿れば小生が生まれたのは1940年。小学校や中学校は信州大学の付属で生徒数は少なかったが、それでも1学年200人はいた。高校は長野高校、1学年400人を超えていた。人口も1940年当時は8000万人弱、その後人口は増えて2008年に1億3千万人弱まで伸びたもののその後減り続けて現在は1億2千万人強。2050年には9千万人となると言われている。

もちろん小生にも責任の一端があることは認めなくてはならぬ。5人兄弟に生まれながら子供が二人しかいないからだ。世の中にいろいろな統計があり、名前を知っているだけのGDP(国内総生産)が世界で4位とか言われるが、人口が減り続ける中でこんなものが上向きに転じることは先ずあるまい。先の大戦で亡くなった人の数は300万人を超えると言われているが正確には分かっていない筈。

物心ついてから今日まで生活が豊かになったことは紛れもない事実。しかし働き盛りの40歳後半から下の世代は豊かさの実感は異なって当たり前。人生後半のことを含め心配は尽きぬだろう。国家の指導者層にはいろいろな年代の優秀な人物が参集している筈。議論しているテーマは多岐にわたるが、是非将来を含め根本問題に思いを寄せてもらいたい。誰かが言った「今だけ、俺だけ、金だけ」ではどうにもならぬ。

先の大戦への反省も大事、目先も大切かもしれぬ。しかし将来も考えてくれ。

0 件のコメント: