2025年8月2日土曜日

基本に戻れ

 台風のお陰と言う言い方は少し変かもしれぬが、乾ききっていた庭の雑草に少し生気が蘇って来たように感じる。夢の中で土砂降りの音は轟いていたようにも思うが、熟睡していたに違いない。臨時国会が開かれたが会期は本の1日か2日、政府は口癖のように政治の停滞は許されないようなことを言うが、だったらもっと真面目に国会審議をすればいいじゃないか、不思議で仕方ない。今の石破政権を頼りなく思うのは自民党内の皆さんだけではない筈。

未だ参議院選の総括が終わらないそうだが、敗因は明らか、政治と金の問題が広く国民に浸透して「こりゃ自民党にお灸を据えなきゃいかん」と多くの人が思い始めただけのこと。この根本問題をそのままにして置く限り、如何なる政策変更でも信用が取り戻せる筈が無い。極端に言えば「今後所得税を少し上げますが、代わりに企業献金は受け取りません。」とでも言ってみたらどうか。

サラリーマンの手取りが増えないのに企業だけは内部留保を増やしている。難しい理屈は聞かなくて誰にも分ってることではないか。どう考えても金持ちを優遇して庶民からはできるだけ毟り取る、考えが余りにも明白。国家国民なんて訳の分からぬ言葉遣いはやめて、もっと社会の実態をみつめ、企業に甘かったところを修正して、政府もできる限り質素簡略化をする。これが出来れば庶民は苦しくても着いて来る筈。古来行われてきた政策の基本原理だ。

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