2025年4月10日木曜日

ブラックマンデー

 毎週木曜日には行くことにしている紀尾井町のレストラン、今日も1番目の客として行って店長と天気のこと、八重桜の開花状況など他愛もない会話が挨拶代わり。いつも違ったのはその後の話「どうも不景気になりそうですね。」と始まった。小生は年金暮らしなので物価の高騰だけが心配だが、店長は客が減ってしまうことが大きな心配のようだ。この店もここ一、二年メニューの値上げが続いているが、もう限界なのかもしれぬ。商売をしている以上一番の問題が、商圏の維持即ち客の確保はよく分かる。

元ホテルマンの店長、だいぶ歳は若い(確か15歳)が、小生からすると大変な物知り。いきなりブラックマンデーのことを話し始めた。小生は知らなかったが何でも1987年のことらしい。38年も前のことで株価と関連があることなど、正直な話小生は何も知らなかった。翌年には大阪支社長に抜擢されるくらいだから、仕事一筋のつもりで社会情勢については知る必要が無かったとしていたのだろう。何れにせよ暢気な話だ。しかし店長は当時新米ホテルマンだったろうが、そういった事件の影響も大きく、遥かに世間の情勢に通じていたのだろう。

店長曰く「今年一杯くらいはどうにもならないかもしれませんよ。」心配げに言ってくれた。立地が良いレストランなので倒産の心配はないと思うが、このところ中小企業分けてもサービス業の倒産が顕著のようだ。この歳になって今更就職先を探す必要も無いので暢気にしているが、職場が無くなる可能性を心配する必要がある多くの若者にとっては真剣に考えざるを得ないだろう。

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