2024年9月30日月曜日

薄氷の上を行く

 石破茂氏が自民党新総裁に就任できたこと自体一種の奇蹟みたいものだし、自民党の体質が変わることを期待もしてないのでどうでもよいが、国会や天皇から信任される前から閣僚が発表されている。首相就任後のスケジュールとしては10月6日からラオスのヴィエンチャンで開催されるアセアン首脳会議への出席が取沙汰されていたが、そんなことはどうでもいいらしい。<1日も早く国民の信を問う>これも一つの考え方だろうが、選挙期間中にルールを守ることを力説強調してた割にどういうことなのかな?

首相に就任してもいない前月に早期解散と総選挙日程が報道されるのだからどうしようもない。野党立憲の代表野田佳彦氏が「所信の説明も無しの解散は裏金解散と言わざるを得ない。」と言っているが同感せざるを得ない気がする。第一次石破内閣の閣僚に選任される閣僚諸氏は如何なる思いでいるだろうか?党内宿敵の高石早苗氏が重要ポスト就任要請を固辞して「どうせ短期内閣」と吐き捨てたそうだが、分からないでもない。日本が外国からいきなり軍事攻撃を受ける心配があるかどうか分からないが、能登半島では災害復旧が進んでいないのは事実のようだし、株価を心配する人も多いだろう。

学校も新学期が始まったばかりだが、教員不足は深刻だし、社会福祉の現場も同様だろう。経済のことは分からないが、日本がデフレスパイラルから脱却するためには問題点をよく理解できてる指導者の出現が待たれているさなかだ。石破氏が適か不適かは小生には分からない。ご本人の意思かどうか知らぬが今しばらく日本は薄氷上をさ迷わざるを得ないようだ。血の海に漂う中東の市民を思えば益しかもしれぬが、やっぱりやり切れぬ思いだ。マスコミと野党の皆さん頑張っておくれ。

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