腐った魚の自民党総裁選は、先日書いた世の中の8割、即ちどうでもよいことだが、ブログのカテゴリーに<政治>を設けているからは、魚の頭が替わった以上何か書く必要がある。小生は石破氏のことは余り知らない。貴族社会にも譬えられる自民党2世議員の中で、その範疇から外れるかと言えば外れはしないが、幼少の頃から東京育ちかと言えばそうでない所も少しある。小中学は鳥取県内で過ごして高校から東京(正確には神奈川県日吉)の慶應義塾高校のようだ。まあ、下級貴族と言えるかもしれぬ。
慶應の日吉も優秀な学生は経済学部に進学出来るが、法律だそうだからおつむが特に良いわけは無いだろう。総裁選を振り返って思うのは、やはり政治家になる人間は頭が良い人間が多いことだ。東大を卒業して更にアメリカのIVリーグ大学で修士号取得なんてのは最近珍しくない。高市早苗氏に至っては更にアメリカ議会のどこかに勤務と出ていたように思う。要するに頭の良さで高級官僚、議員等にになる人間は今でも多いだろう。
今回総裁選に参加した人たちは自分なりに努力してるつもりだろうから、負けたのは力不足と反省するが、小生はそれは違うと思う。身に着けた「力」以外の何かに気づく必要がある。
石破氏がどんな本を好んで読むか紹介されていないが、今回彼には「力」以外の何かが作用して総裁を射止めた。理由は分からないが、彼はケチだとか友達を作ることが下手とかも言われるし、昨日の発言を聞いてると自分でも半分認めている。従ってこれからどのように腐りかけた党を蘇えさせられるか注目したい。特に関心を持っているのは、自民党が抱える種々の宗教問題、特に公明党との関係だ。
彼の目に当面のライバルになる立憲の野田佳彦氏がどう見えてるか知らぬ。石破氏にすれば国内より海外の首脳との関係構築の方に考えが傾くのは仕方ない。しかし、ライバル野田氏は年恰好はが似ていても、頭の良さは野田氏に1日の長がありそうだ。勿論政治家貴族の出身でもない。早稲田では柔道部、頭脳明晰。大学卒業時に読売とNHKから内定を受けながら、それを蹴って松下政経塾を選んでいる。野田氏も党内纏めと野党協力には苦労しているようだ。二人の直接対決がどんな形で実現するか分からないが、兎に角、期待しよう。
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