昨日は遅ればせ彼岸の墓参りで、長野市日帰り往復。小生全く自慢にならぬが、歯が悪く上に2か所も入れ歯をしている。外食するとすぐに歯を洗うことが出来ないので不便極まりない。従って、朝飯だけは自宅で食えば、極言すれば昼飯を抜いてもどうと言うことは無い。依って昨日は朝3時半起床、朝食の後片付けをしてから出発した。途中乗り継ぎの終点大宮で居眠りをして、危うく池袋方面に戻りそうになったがギリギリでセーフ。新幹線乗車時間が往復で2時間もあったので朝日新聞を購入、隅から隅まで読むことが出来た。
普段、毎日の情報をテレビのニュースとネットだけに頼っていると、ものの見方が偏る危険を感じた。新聞は膨大な人員を抱えてるだけあって紙面は新しく多彩な情報で溢れている。下手な小説なんかより遥かに読み応えがある。まずネットやテレビでは紹介されない記事の一つに投書欄がある。朝日の場合は社説と読者からの投書で第9面1ページを埋めている。このページが実に読み応えがあった。
冒頭で紹介されたのが青森県在住無職の女性「政治の貧困が地方の衰退を招く」とタイトルがあったが、これは新聞社がつけたのかもしれぬ。投稿者は「日本は貧乏になった。GDPなんか知らなくても日々肌で感じる。自民党総裁選の候補者には1ヵ月でいいから我が町に住んでもらいたい」と書き、締めくくりの一文が「生まれた時から貴族のような生活したり、これから貴族になろうと思っている議員には到底望めぬだろう。」と締め括られていた。
殆どやらせに近いテレビのインタビューと異なり、姿形は見えなくても意図するところはテレビ以上に伝わるような気がした。同じ投書欄に京都外国語大学留学生4人の投書があったがこれも興味深い。タイトルのみ紹介する。「イメージと違った高齢者の姿」「何時も化粧をしている理由は・・・」「バイトで知った挨拶の文化」「予約が必要 この規則はまだ慣れない」
半世紀近く昔になった現役時代に比べれば、広告収入が少ないので経営が苦しいことは十分理解できるが、それでも頑張っているなあとしみじみ思った。
2 件のコメント:
偶然ですが、娘の家が朝日新聞で今、同じ所を読んだところです。嬉しくなりコメントしました。yopiko
yopikoさん
コメントを有り難うございます。
共感を持っていただき私も嬉しく思います。
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