梅雨明けの宣言は出されていないが、近くの小学校校庭の片隅にあるプールからは子供たちが燥ぐ元気な声が聞こえてくる。歩く小生は首にタオルを巻き付け全身から汗が噴き出すありさま、熱中症に気をつけねばならない。今夜にはイギリスの総選挙の結果が発表されるだろう。他国のことだし、日本との縁も何か薄くなってるようにも感じる昨今だ。しかし長く続いた選挙報道を観続け感じることが多い。思いつくまま二点ほど挙げてみたい。
先ずスナク現首相が土砂降りの雨に打たれて官邸前で総選挙実施を宣言した日のこと。先々月の5月22日。現在どこにいるか所在さえ確認できない岸田首相が「判断は国民に委ねる」と大見得を切った頃と同じかどうか知らぬが、イギリスの国民は今日中にその判断を下すことになる。日本国民は判断の下しようが無いこの大きな違いをどう考えたら良いのだろう。イギリス国民の最大の問題は経済、即ちインフレ問題。かと言って安全保障問題が置き去りにされていることではない。
次に極めて下らぬ外形的な違いで首相官邸のこと。日本の官邸は前から永田町にあったが、小泉首相時代だったか、大増築されてホテルのような建物になっている。イギリスのそれはダウニング街10番地の標識が掲げられた玄関扉が外から見えるだけ。中がどれほど立派な執務室になっているか非公開だから分からない。しかし国会議事堂の質素さから慮れば容易に想像ができる。兎に角日本人は外見を飾ることは好きだが、それでは物事の本質は変らない。玄関が小さければ警護も少人数で済むだろうに。
スナク首相は今回の総選挙で自身の当落さえ危ぶまられていると言うのに、最新の報道では未だに意気軒高、将来に向けた保守党のために頑張っている。そもそも政権与党保守党の本部なんて代物は報道で取り上げられたことは無さそうだ。だから小生も知らぬが、多数の警察官が常駐して警護している平河町の自民党本部はよく知っている。こんな違いも考えるに値するかも。
昨日は日本で新紙幣が発行されて大騒ぎになっている。何でも1兆円を超す経済効果があると政府関係者が喜んでいるらしい。全く馬鹿々々しいと言ったら怒られるかもしれぬ。
2 件のコメント:
仰る通りですね。
また、100年後の年金が予定どおりとか。
100年前には、満州で戦争してましたね~
100年=1世紀なんてサイクルで安心を説いたところで信じる人がいるのでしょうか。
その頃生きてる人はタネにもなってないとうのに
呑兵衛あなさん
何時もコメントを有り難うございます。
現在年金に頼って生きていますが、これが可能なうちにおさらばするつもりでいます。
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