2024年6月9日日曜日

先の大戦と6月

 昨日、日本年金機構からのメールが来て、今年度の年金支給額が昨年度に比べ、約7万円上がることが分かった。年間支給額で昨年度は2,333,480円が今年度は2,404,012円とのこと。諸物価高騰で悲しい思いをしていたので有り難いお知らせ。通知を郵便で受け取られる方に届いているかどうか分からぬが、お知らせの発行日は6月1日になっている。

閑話休題:先の大戦のことだが、アメリカとの本格的闘いが始まったのは1941年12月8日。これが始まる数ヵ月前、近衛文麿首相から戦の見込みを聞かれた連合艦隊司令長官の山本五十六海軍大将は「それは是非やれと言われれば初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる。然しながら、2年3年となれば全く確信は持てぬ。三国条約が出来たのは致方ないが、かくなりし上は日米戦争を回避する様極極力御努力願ひたい。」と答えたとのこと。陸軍の関係者について同じ諮問があったかどうかは伝聞されていない。

近衛首相も海軍の戦いが主力と言うことは分かっていたのだろう。そして、それから僅か半年後の1942年6月19日から20日にかけてフィリピン沖のマリアナ海と言うところで日米が航空母艦を主体とする海軍同士で衝突。日本は航空機約400機空母3隻沈没と言う大敗北を喫した。戦前に近衛首相が予想したように、この戦争は海軍が主体だから、今にして思えば事実上勝負はついていた事になる。それから3年以上1945年8月15日、正確に言えば9月2日までに亡くなった日本人の数は幾人に及ぶか。

戦争とは実に虚しいものだ。始めるのは誰にもできるだろうが止めることが難しいことは日本人が一番よく知っている筈。他国の指導者連中も知る人は少なくないと思うが、世界200数か国中指導的立場にあるアメリカのバイデン大統領やフランスのマクロン大統領なんかは、その辺がよく理解できていないようにも思う。岸田首相に至っては、強い国につき従っていれば安全と思っているのだろうが、先の大戦末期ドイツと同盟を結んで安心した連中と変わりがない。威勢の良い言葉に引きずられる危険を、歴史から学ぶことも必要だろう。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

>昨日、日本年金機構からのメールが来て、今年度の年金支給額が昨年度に比べ、約7万円上がることが分かった。
随分上がりますね。私にはまだ郵送されていません。
ちなみに、「定額減税」が含まれているのでは?
https://nono634.blog.fc2.com/blog-entry-8961.html
https://nono634.blog.fc2.com/blog-entry-8962.html

第2次緯線では飛行機だったのでしょうが、今ではAIだとマスコミは言います。
しかし、日本のマスコミは忘れたかもしれませんが、フセイン大統領の時代の中近東で「無人機に殺されたくない」と言っている話がありました。
今では、当然のようにドローン(無人機)です。
太平洋戦争時代なら神風特攻に値するんでしょうね

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あな さん
何時もコメントを有り難うございます。
年金のことは私にも思いがけぬことでした。
定額減税は解りませんが、15日が楽しみです。

戦争は兎に角早くやめる方向に進めてほしいものです。
G7の代表者にお願いしたい気持ちです。