2024年4月14日日曜日

感覚のギャップ

 昨夜も高校時代の友人と5人でリモートミーティングをして、珍しいくらい意見の一致を見たのが岸田首相の訪米結果。口を揃えて、米国追従姿勢が酷すぎる。特に戦争への協力をあそこまで簡単に約束するのは憲法違反かも知れぬし、手続き的にもあまりに独断専行、国民の意志を全く無視してるではないか。海外キャリアの長い友人が言うには「彼は中学時代の始め頃までか、アメリカ在住経験があるので、英語の上手さは評価できるが、内容が国民の意志とかけ離れすぎた。」すかさず別の一人が半畳を入れた「英語だとあんなに淀みなく喋れるなら、国会も英語で喋ってみたらどうかね。」笑

我々世代からすると評価が低いが、昨日今日とテレビを観てると評価が全く逆。政治資金問題で低下した支持率を押し上げる一助になりそうだとの意見が圧倒的だ。昨日発表された人口統計によれば75歳以上の高齢日本人は約1800万人、総人口比で14%らしいから5人の意見が一致しても反対の意見を持つ人が20人以上居ることになる。途中で話題にもなったが、やはり「戦争の実相への感覚が大分違う世代がの人口が増えてるからに他ならない。我々は戦争の現場は知らぬが、両親や伯・叔父、兄たちは殆ど軍務についている。自身が戦地となった地から命からがら逃げ帰って来た友人たちと同じ学校で学んだし、近所には戦争孤児の施設も多かった。

戦争の悲惨さが肌感覚で分かるだけに、岸田首相のアメリカのグローバルパートナー理論には同意しかねてしまうのだろう。しかし肌感覚で知らない、分からないということは、ある意味勇ましくなるのは已むを得ない。正義の感覚も昔と今では大分異なる。と言うより、我々以上に先祖返りしてるのかも知れぬ。つまり「義を見てせざるは勇なきなり」だ。我々は「義」とか「勇」について詳しく教わってこなかった。若い人たちはアニメや漫画で「愛」何かと同じ感覚でこれを覚えたはず。この違いを論じても始まらない。孫の小さい頃はアニメ映画をよく観たが、最近その機会は全く無い。この感覚が分かっているのは麻生自民党副総裁くらいだろう。

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