2024年1月22日月曜日

初稽古

今朝は3月の陽気とのこと、気持ちのいい朝だ。ところで午後早くから今年の初稽古があるのでブログを昼前に書いている。稽古は囲碁、もう何年も前から中国出身のプロ棋士に月に1回稽古をつけてもらっている。別に市中の碁会所に行くこともないし競技会に出るわけでもないので、棋力が上がっているかどうかは判断しにくいが、自分では最近特に囲碁に対する考え方少し変わって来たことを感じている。もっとも変わったのが、勝ち負けに余り拘らなくなったこと、1日何局も打たなくなったことかもしれぬ。囲碁は実に深い哲学的ゲームでもある。己のざる碁を振り返る楽しみ出来るようになった。

高齢者の楽しみと言えば、カラオケを筆頭に音楽関係が大勢ではないかと思うが、こちらは音楽関係はもちろん芸能関係は全く不得手、絵画、書道も駄目。最近まで続けていた山歩きもそろそろ終わり。残されたのがこの囲碁だ。毎週NHK2チャネルで放送されている日曜囲碁対局も欠かさず観ている。プロ棋士となれば持てる知識・技術には大差が無い筈。その考えが全て理解できることは出来ないが、勝敗を決するのは知識以外の別のなにかだろう。そういったことも含め、老後の楽しみをより豊かにしてもらっているのは、偏にお稽古のおかげと指導の先生に感謝している。

この歳になれば普通の人は知力にしても体力にしても向上は難しいだろう。しかし囲碁の先生は言う。「囲碁は年齢関係無く向上が可能」だそうだから、柄にもなく真面目に受け止めてる次第。月に1回新宿の碁会所まで出かけて入場料1300円支払い、指導料は2500円。少し贅沢かもしれぬが考えようではボケ防止にもなるし、医者や介護士のお世話にならず済んでることを思って安いものと思うことにしている。

また新宿に行くと池袋とは違う昼飯にありつけるのも楽しみの一つ。大学入学してすぐに住んだのが新宿西口だったので、コロナ禍前までは懐かしい店も何軒か残っていたが、流石に殆ど姿を消した。最近の昼飯は西口にあるキリン・ビアホール。上京した当初は伊勢丹の並びにあったきりん・ビアホールで生卵入りカレーライスを食ったことを思い出しながら、最近は専ら羊の甘辛煮を食っている。 

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