2024年1月18日木曜日

違和感だけが

 辰年生まれだから4月になれば満84歳、既に夢や希望は持っても詮無きことだろう。しかしこのブログにその日思いついた所感のようなものを書き留めるのがいつの間にか日課になってしまった。読者は予想超える多数で今や約100人はいるだろう。一ボケ老人の思いつきを毎日読んで頂けることは名誉この上ない喜びで一種のエネルギー源とも言える。昨夜テレビの報道を見ていて感じたことを書いておきたい。

能登半島の地震で海底が大きくせり上がって、防波堤で囲まれた漁港の一部が陸地になってしまったそうだ。地震は本当に恐ろしく、また不思議でもある。地割れや液状化で沈む家もあれば、海面が無くなって船を出せなくなった漁師もいるとはだ。能登半島には複数の断層が以前から確認されてたようだが、今回の地震で全く動かなかった断層があるとのこと。素人はおろか専門家でも不思議らしい。

話が脱線したが、陸地に変わった元の船着き場を見ていた漁師さんの言葉に引っかかった「もう、俺の生きてるうちに復興は無理だろう。」港湾の整備事業はとてつもない費用や時間を要するものらしい。能登半島から遠く離れた沖縄本島の北部辺野古岬では数兆円以上と言われる資金と10年以上とされる歳月を掛けて、米軍の基地移転のために同じような海面の整備事業が地元自治体をすっ飛ばしてつい先日着工した。双方ともに岬の改良だ。日本国民にとってどっちが緊急的に必要で、どっちが不要不急かは言うまでもない。

この日本政府のアメリカに対する弱腰、確かに先の大戦で負けたのは事実だが、同じ敗戦国のドイツやイタリアなんかは、その弱みをこれほどまでに引きずっているようには見えない。やっぱり我々有権者の政治家選びがどこか間違っていると思わざるを得ない、ただ違和感だけが残るのみだ。

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