2022年10月29日土曜日

夜の会合

 昨日は久しぶりの夜の会合。「第16回104年三田会幹事交流会」となにか物々しいご案内で参加してきた。面白いのはドレスコード:カジュアルとまで書いてある案内状だ。何のことはない慶応大学の同窓会が三田(関西ではサンダと呼ぶ地名があるが、東京はミタである)のキャンパス内で行われた。いつから同窓会幹事になったのかも記憶が無い。3年4ヶ月前には参加していたことは覚えている。当時は帝国ホテル内の東京三田倶楽部だったが、コロナ禍で30人以上の椅子席は用意されないらしい。

昨夜の参加者は数えていないが、恐らく100人前後だったろう。我が文学部は女性2名に男性5名の総勢7名。前回は少なくとも10数名だったのでだいぶ寂しくなっていた。世話人の一人が司会、代表が乾杯の音頭をとったが、壇上に上がるのも一苦労の様子で痛々しかった。それでも世話人クラスになると話はそれなりにしっかりしていた。むしろ同席していた文学部の顔なじみとの話だが、対面する間にプラスチックの仕切りがあって聞き取りにくい。ビールも自分でで瓶を取ったら他人のコップに注いではいけませんとか、料理は右手に手袋して取ってくださいとか、色々やかましかった。

それでも1年生の時からの麻雀仲間が深谷から出てきて隣りに座ったので、懐かしく話ができた。他界した友人の話、前回出席だったのに今日欠席しているあの人は既に認知症だとか、息子さんから連絡があって施設に入ってしまったとかだ。彼は地元を含め三田会幹事を積極的に努めているので情報に明るい。こちらはもっぱら聞き役だったが楽しかった。17:30から2時間以上過ぎたのでと、締めの挨拶に入ったところで昔の応援団長が指名を受けた。彼もコロナ禍で3年以上歌も歌っていないので、一旦断りかけたが、再度依頼されてそれではと「肩を組んでー」と応援歌の一つをリードした。

足元は少しふらついていたし、腕の振りに力が入らないのは仕方ないが、それでも1番と2番を飛ばして3番をリードして万雷の拍手で段を降りた。これでお開きとなって友人とは再会を約して別れ、勿論2次回は無し。何よりも交通事情が学生時代と異なり、新宿や荻窪の下宿からあんなに遠かった大学から我が家まで1時間足らずで帰ることが出来たのも驚きだが、当時三田の山に唆り立つ感じだった大学の昔の正門が、今は左右を同じ高さのビルにきっちり挟まれ、どこかの教会の入り口にしか見えない。残念に思いながら門を潜ると、すぐに警備員が来てマスク着用を要求された。

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