2022年10月27日木曜日

赤い羽根

 普段から、たかが一人なんて粋がって、自ら村八分状態を望んで居る振りをしているが、実際はご近所とは出来るだけうまくお付き合いさせて頂きたいと思っている。昨日も隣の奥さんが訪ねてこられて、「共同募金の集金です。」と済まなそうなお言葉。去年の金額を記憶していなかったので「幾らでしたっけ?」問うと、「300円か500円くらいだったような気がします。」とのことだったので500円にさせてもらった。隣組の役回りを免除されてはいるが、隣の奥さんのご苦労はよく分かる。

だいぶ昔、家内が回ってくる当番を引き受けたときのことを書いた記憶がある。町会費や区役所から委託されるこの手の集金は結構大変で、あの家には行かなくてもいいなんて申し送りもあった事を聞いた記憶があるからだ。ご近所付き合いが大事なので寄付金は素直に出すが、本質的にはこの募金の意味不明なので、協力したくないが本音。

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そこで最も身近な豊島区の行政や予算を調べて見る気になった。昨日頂いた領収書は発行人が東京都共同募金会。昔は日本赤十字社が発行していたような気もするが、それはどうでもいい。少なくとも豊島区の予算書の何処かに記載されているのだろうが、600頁を超す予算書を検索してもヒットできない。少なくとも一般会計の約1357億円には無いことだけは分かった。

豊島区の世帯数は約18万世帯だから、世帯当たり100円ずつ徴収しても1800万円、恐らく億単位にはなるだろう。全国的運動だから共同募金会なる組織が全国にあるとすれば相当な金額を与る大組織であって不思議はないが、どうも共同募金会なる組織は実態はないのと同じで、役所が全てコントロールしているようだ。霞が関にも小さな団体があるにはあるが、役所OB姥捨て山に違いない。所管厚労省のホームページで調べても募金会計の詳細は分からない。よく言われる役所の隠し財産、実態的には厚労省のチェンジポケットみたいものに違いない。

小学校高学年か中学1年生の頃、あの白い箱を持たされて長野市役所前に立ち「赤い羽根共同募金をお願いしま~す。」と声を張り上げたことを思い出している。

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