2022年1月10日月曜日

三連休なので

 今日は成人の日とかで休日らしい。休日となると習慣化しているテレビ番組NHK・BSの編成が変わるので些か不便でもある。そんな些細なことはどうでもいいが、前から不思議に思っていることがある。成人式の由来と意味だ。そもそも高校卒業式から集団的式と一切無縁になってしまってるせいでもある。個人的認識では、江戸末期までは男子の元服は殆ど15歳位の時に家庭内で行われたはずだ。女性が何歳頃からか知らぬが、桃割れの髪を一般婦人並みの髷に変更したのはもっと早かったのかもしれぬ。

髷を変更するにあったての儀式は当然あっただろうが、これも家庭内のことで、町や村の神社なりお寺なりで集団で執り行うなうなんてことは考えられない。現在自治体が行っている成人式に気がついたのは結婚して大分経ってのこと。家内に「我々の時代に成人式なんか無かったよな。」と言ったら6歳下の家内に「そんなことはありません、昔からちゃんとありました。」と言われた記憶がある。

今朝のテレビでも成人式関連の報道が多いが、本当に不思議だ。個人的経験からすれば、一人前のおとなになったと自覚したのは22歳の春、初めて採用された会社から月給袋を手渡された時だ。入学式や結婚式なんかは式を上げると、その瞬間から、本人だけでなく周辺の人を含め気分が変わるので意味は大きい。十把一括で中途半端な未成年を集めることの意味が何処にあるのだろう?

成人式の後に参加者全員で公園のゴミ拾いでもして、社会への貢献の端くれでも体験するなら未だ分かる。恰も婚礼にでも出席するような晴れ着を着て集まり、後はどんちゃん騒ぎの迷惑行為。ガキだからとて許されるものではなかろう。そもそも現代の法律では、成人は18歳からではないか。全員即座に逮捕して何日か留置場に留め置くべきだ。そうすれば自治体が馬鹿げた行事を主催する意味が薄れる筈。

首相が「新しい時代を」唱えるなら、せめてそのくらいのことは主導してもらいたい。貸衣装屋や着付け教室のお仕事が大分減るだろうが、その代わりの産業を見つけることぐらいは容易なことだろう。

2 件のコメント:

呑兵衛あな さんのコメント...

成人の日は、1948年によって制定され1999年までは毎年1月15日でした。1月15日が小正月であり、かつて元服の儀が小正月に行われていたことによるといわれている。
成人を祝う儀礼は古くからあり、男子には元服・褌祝、女子には裳着・結髪などがあった。
日本における今日の形態の成人式は、敗戦間もない1946年(昭和21年)11月22日、埼玉県北足立郡蕨町(現:蕨市)において実施された「青年祭」で、青年祭のプログラム「成年式」として行われた。この「成年式」が全国に広まり現在の成人式となった。
蕨町の「青年祭」に影響を受けた日本国政府は、2年後の1948年(昭和23年)に公布・施行された祝日法により、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもと、翌1949年(昭和24年)から、1月15日を成人の日に指定した。
その後、1998年(平成10年)の祝日法改正(ハッピーマンデー制度)に伴って、2000年(平成12年)より、成人の日は1月第2月曜日へ移動している。なお、2018年近くの調査によって名古屋市、また宮崎県東臼杵郡諸塚村も発祥の地を名乗っている。
とのことです。

senkawa爺 さんのコメント...

呑兵衛あなさん
いつも貴重で正確な情報を教えて頂きありがとうございます。
それにしても現代は全く無意味な制度だと思います。
法律で定められてるとのことなので、誰かが法改正を言い出すべきだと思います。