2021年11月15日月曜日

早い者勝ち

早朝と言っても8時半頃からだが、コンクリートをエアーハンマーで叩き壊す音が喧しく家が細かく揺れて、考えが纏まらない。午前だけなら兎も角、午後1時から再開している。先週は似たような騒音に3日ほど悩まされたが、これは事前に通告を受けていた水道管の取替だから仕方ない。また始まったかと表に飛び出すたと、今日からは近くにあった建物の取り壊しだ。東京は住みやすい意味もあるが、騒音の多さには閉口する。聞き慣れない音に外に飛び出すのも如何だが、 昔からガッテン太郎の慌て者であることは自覚していても、長年の悪癖は簡単に修正できない。

仕方がないので昨日の続きでお茶を濁す。今回のCOP26の幕引きを見て思ったのが、先進国と後進国の綱引き。主催国イギリスを始めとする先進諸国は、近い将来の石炭使用の廃止に向け明確なメッセージを出したかったようだが、インドと中国の強い反対で阻止されてしまった。イギリスの議長役は悔しさに涙さえ浮かべている。

インドと中国の言い分は「先進国は石炭をエネルギー源として活用することを発見し、産業革命をしとげて現在に至り未だに石炭を活用している。我々が石炭をエネルギー源として本格利用に入ったのは高々100年、これを同列に論じるのは少し不公平だろう。」中国とインドは国境を接する隣国同士でありながら、ショッチュウ武力紛争が絶えない悪い仲かと思っていたが、奇妙なところで歩調を揃えているものだ。

確かにインド、中国は我々年寄りのイメージ的には後進国だった時代もある。しかしよくよく考えれば文明的には狩猟に頼っていた欧州諸国より遥かに先進国だった時代が長い。これも一種興味深く思っているが措くとして、現在の先進国側は時間に迫られること強調して焦っているが、後進国の両国は「そう焦りなさんな」と牽制したようだ。事実関係を単純に見る限り、先進国側に理があるように思うが、結果が出るのは80年後の世界。

日本の元副首相、現在の自民党副総裁のお立場におられる立派な方に言わせれば「温暖化のお陰で北海道で美味い米が出来るようになった。」と温暖化を美化さえしていらっしゃる。小生があの世から日本を見る頃には、地球が想像を絶するような緑溢れる星になっていること祈るしか無い。もしそんな夢が叶うなら、人類は冬服が不要になるかも知れぬが、それも良いじゃないか。熱波に依る渇水とかも心配だろうが、一方で大雨が降る可能性がありそうだから、その循環を上手くコントロールできるようになれば、水資源確保もなんとかなるだろう。

自公政権にすり寄る政党も出現して、憲法改正まで視野に入ってきた昨今だ。22世紀末には何が出現してるか分かる術は無い。 

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