2021年10月15日金曜日

心配な着眼点

 国内は異常な選挙に突入してしまった。昨日衆議院の解散を打った首相が、前首相の菅氏が多用してたようにNHK夕方7時からのニュース時間を延長させて会見を放送した。記者の一人が「解散に名前をつけるとすればなんと付けますか?」と質問。首相は解散理由に触れずに答えて曰く「今回の選挙は未来選択選挙です。」だった。要するに昨日も書いたと思うが、後1週間待てば自動的に議員の任期が来るのに、それを待てない理由は、国会でこれまでの政策を追求されたくないだけのことだ。

テレビに出演したマスコミ各社の解説委員はほぼ全員が、今度の選挙の本質は安倍、菅、岸田と3代に亘った長期政権の総括であること強調し、国民に投票を呼びかけていた。ごく当たり前の話だからこの話はここまでにして、少し視野を広げて思うと、異常は国内政治以上に国際的な気象がなんだか怪しい。ここ1年や2年ではないかもしれぬが、大雨に依る洪水や、逆に異常渇水、森林火災が世界各地で発生している。台風被害は年中行事として見逃しても、スペイン領カナリア島での火山爆発や地震もあちこちで発生してるようだ。

これらの災害で家を失ったり、仕事を失ったりして飢えに苦しむ人が激増してるらしい。更に追い打ちをかけているのが世界的なエネルギー問題。エネルギーは地下資源が枯渇してるわけではないだろうが、いろいろな要素が複雑に絡んでほぼ世界的に価格が上昇して燃料やガソリンが入手困難程度なら兎も角、すでに冬に入っている地方で、暖房や電気が止まっている場所も多いようだ。燃料代が上がれば物価に跳ね返るが、日本そこまで行ってないようだし、野菜価格が下がり気味だなんて呑気なことを言っている。しかし政治家が選挙にかまけて、本当の経済対策は着手しようがない。

これも何れは大きなツケが回ってくるのではないか?日本のマスコミには海外報道専門の要員が多数存在してるはず。彼らは当然海外事情を上司かデスクか知らぬが毎日報告してると思うが、選挙関連報道で頭が一杯の彼らは聞く耳を持たないに違いない。気象問題なんて早くても15年後の世界、各国の目標年も1950年だから「俺は関係ない」で済ませるものかどうかだ。

*明日野暮用のためブログは休みます。

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