2021年7月5日月曜日

都議選の結果

 昨日の選挙、特に我が豊島区の結果は、ボケ老人の期待に反してとても残念な結果になってしまった。多くの皆さんには関係無い事だが念の為少し詳しく書かせて貰う。昨日のブログに書いて落選を願った都ファの候補がトップ当選で、我が1票を投じた共産党候補は僅差の2位、公明党現職も当選だから結果的に自民党が落選してしまった。

昨日の選挙結果を総体的に見て、今朝の報道では勝者無き選挙結果とされてるようだ。自公も結局過半数に届かなかったし、立憲共産の野党共闘も26議席が34議席とわずか8議席の伸びに留まっている。都ファも落ち目と言われながらも45から31と僅か14議席の減りで踏み止まった。定員127で過半数64の議席に対し、最大が自民党の33で2位が都ファの31、3位の公明は23で変わらず。

結局勝ったのは小池都知事唯一人と言われている。そりゃそうだ、都知事にすれば自・公・都ファ何れも操り放題、これからもずっと芝居を続けられると高笑いしてることだろう。選挙は民主主義が実行されるために最も有効且つ唯一の手段、結果は尊重されなければならぬことは承知している。しかし結果がこうだとどうもしっくりこない。民主主義は本当に市民を幸せにするのだろうか?この嫌な感じは安倍政権以降ずっと継続している。

例えばオリンピック開催についても、世論調査の結果を見ればどの調査であれ、開催を疑問視する市民が過半数を締めてることが明らか。政治家が「ご意見を伺い尊重する」としている専門家や実際の医療関係者は口を揃えて反対を唱えている。にも関わらずそういった声を一顧だにせず強行を図る政治家連中。彼等の発言をどんなに聞いても考えが理解できない。

先週リモート懇談の時友人が言っていた。現政府は先の大戦時末期にインパール作戦を強行した大本営と同じ。参謀連中は戦地における兵員の損耗は念頭に無く、強行突破と言う目的しか考えていないとのこと。言われてみればその通りで、オリンピックを強行すれば、政治の勝利で犠牲になるのは一般市民だから諸侯とは関係無いらしい。

選挙とは少し意味が違うかもしれぬが、先日タイトル防衛を果たして四段から一気に最高位の九段に昇格した将棋の藤井聡太氏、新聞のインタビューに応えた次の一言が忘れられない。「今回防衛戦で結果を出すことができたんですが、それで一人前になったかというと、そういう意識はないです。」彼は未だ18歳11カ月。政治家の発言にこのように脳裏に刻まれる言葉を聞きたいものだ。

0 件のコメント: