2021年7月3日土曜日

政治家の振る舞い

 明日は都議会選挙の投票日、豊島区は定員3に対して候補者6人だが、実質的には自民・公明・都ファ・共産4人から誰が落ちるかの激戦らしい。だから野党は共産一人に絞っている。前もこの候補者に投票したような記憶があるので絞られなくても投票しただろう。可哀想だが都民ファーストが落選すると思う。彼は我が家の近くの住まい、古い家柄の名家出身の区会議員で有名だった。それが前回の小池旋風に乗って都議に格上げされた形になっている。区議時代から威張っていたので家内は嫌っていた。だからもし落選すれば、草葉の陰で政治が好きだった家内は喜ぶことだろう。

それにしても前の選挙で公明と組んで都ファの一大旋風を巻き起こした小池都知事、この人の都議選対応が興味深い。選挙戦が始まると同時に急に体調が優れぬと発表。毎日のように紙芝居屋の親父もどきに連日テレビに出ては、コロナがどうのこうのと言ってたのに。当然メディアは都議選への関与を尋ねるが、殆ど無言でいきなりどこかの病院に雲隠れ。都民ファーストの現有議席は45で最大派閥。前回手を握った公明と合算すると過半数を超えている。

ところが今回公明は、都ファの旬が過ぎたと見て組む相手を自民党に乗り替えた。そういうところは公明党も流石で、機を見るに敏と言うか、節操が無いとも言えるが、この政党とも言えぬ塊は、権力者側にさえいれば何でも良いのだろう。産みの親に見捨てられた子供の気持ちなんか石原慎太郎氏が形容した厚化粧の婆さんには通じる筈も無い。メディアは都ファの現職議員に取材でマイクを向けると、「知事からコメントするなと指示を受けてる。」とのこと。

入院は先月22日、都議選告示日は25日。退院して「ご迷惑をおかけした。」と記者会見をしたのが昨日。こんなに解りやすいサボタージュは他に知らない。無責任は自公政権の専売ではないようだ。投票日の前々日にテレビカメラの前で、さも弱々しく声を降りぼるような演技で「皆さん、共に頑張りましょう!」ときたものだ。さすがタレント上がり、芝居も堂に入ってる。素人目で見ると本当に風邪でも引いたように見えてしまうだろう。

小池氏は次の総選挙に立候補して国政復帰を目指すらしいが、我が住まいの10区(豊島区)にはもう出ることができない客観情勢にある。もっぱら噂されているのが東京1区。千代田区全域と港区新宿区の一部が混ざっていて面白い選挙区らしい。どこでもいいが、兎に角豊島区には戻ってこないでくれ。

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