2021年4月29日木曜日

笑ってしまう

 今日から始まるゴールデンウイークとか大型連休と言った言葉と縁が切れてから久しい。4月29日は晴れの日が多くて、家内とさすが皇室の御威光なんて会話をしていたことを思い出すが、今や休日の名称も変わり朝からパットしない雨模様だ。数日前から3度めの緊急事態宣言が発せられたこともあり、今週は池袋まで食事に行ったのは2回だけ。正に連休が今日で3日目になる。

26日の月曜日は確認のために出向いたようなものだが、なるほど普段出入りしていた飯屋の半数くらいは閉店となっていた。デパートやルミネのような大型商業施設はまるごと閉店なので、アルコール類を販売していなくてもトバッチリをことになっている。店にも同情するが、選択肢が半減(以上かな)の独居老人にとっても大きな痛手だ。火曜日も一応健康のため歩くことだけはと思い、行くことは行ったが、街がなんとなくゴーストタウン化して人通りもかなり減っている。

火曜日に次女から就職が決まったとの電話があって、ついでに「今度の変異ウイルスはヤバそうだから少し気をつけてよ。」と注意されたこともあり、少し気持ちが悪くなってきた。そこで昨日から趣旨を変えて、外出時のマスク着用とともに行動範囲を千川周辺にすることにした。当然ながら歩行数や歩行時間は半減せざるを得ない。しかし長女の一家を考えれば、既に1年以上巣ごもりで我慢しているのだから、半月ぐらい少し運動量が減るぐらいは何でも無いだろうと思うことにした。

これまで1年以上お上の宣言を無視してきたのに、身内から説得されると簡単に翻意する意志の弱さに我ながら笑ってしまう。他にも笑ってしまったことがある。一つは原子力規制委員会が発した原子力発電所の安全基準の見直し。これまで原発は40年で廃炉にすると決められていたことを20年延長できるとした。これを受けて昨日福井県知事が県内の40年以上経過した原発の運転に同意した。これは精密な科学的検査で内部を調べた結果、大丈夫との報告を受けてのことだそうだ。

嘗て戦艦大和と戦艦武蔵は浮沈戦艦と言われ、どんな攻撃にも耐えるはずだった。これがあっけなく沈んでしまったことを今の世代の人は殆ど知らないのだろう。デジタル化の世の中なので、数字とか計算上の結果が重要視されているが、どちらか言えばアナログ系なので事実以外は余り信用したくない。3ヶ月足らずに迫ったオリンピック問題も、目の前にある事実を脇に置いての議論が続いている。

自民党ワクチン対策プロジェクトチーム座長を務める医者の鴨下一郎氏が昨夜のテレビでオリンピック開催について次のように語っていた。「オリンピックの開催方法についてはと様な方法を論議しているが、開催中止は検討の対象になっていない。」或いは「ワクチン接種は8万箇所と言われる市中のクリニックの協力で、近い将来1日80万人への接種が可能になる。」

これらを聞いて笑わずに居ることが出来る人が果たして何人いるかだ。

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