2020年1月31日金曜日

国会議員の責務

外は久しぶりに冬らしい風が吹いているが、日当たりの良い部屋の中ではやはり春の陽気。日もだいぶ長くなったし今日で1月も終わり。明日になれば節分が間近に迫る。淡々と毎日が過ぎるに越したことはないし、そう願っているが、昨日は突然歯の詰め物が外れてしまった。慌てて歯医者に駆け込んで詰め直してもらったものの、その際舌の裏側を傷つけられたか、自分で傷つけた可能性のほうが高いのだろうが、兎に角食事で口を動かす度にヒリヒリ痛んで仕方ない。何事も無く毎日を送るなんて言っても容易ではない。

今更国内政治の話を持ち出しても面白くも無いが、昨日の参議院予算委員会で
日本維新の会の議員がコロナウィルス新型肺炎蔓延の可能性ににかこつけて、憲法に緊急事態関連の条文を加えるべきとの演説をしたとのこと。元々日本維新の会なんて政党の存在そのものがいかがわしく思っていたが、ここで改憲論議をもち出すとは益々性根の卑しさが見えてくる思いだ。改憲を論議するのが国会議員の責務だと連呼する自民党総裁に媚を売っているのが見え見えではないか。

憲法によって選ばれ、憲法遵守の義務を負っている内閣総理大臣がとんでもない勘違いをしていることを誰も面と向かって非難しない。マスコミが一番いけない、昨日友人と話したばかりだ。そんなに改憲したければ、自民党総裁として改憲案をスッキリと纏めてから一議員として発言すべきことを全く理解できていない。自民党結党以来の悲願だと言うが、結党して何年経っているか知らぬが、未だに草案すら纏めえぬ党ではないか。

そんな暇があるなら、それこそ日米安保条約の見直しや在日米軍基地問題や米軍に依る領空権専有問題など、論議し、行動を起こすべき重要で根深い問題が数多くある。目先のことに拘らず高い目標をというのであれば、サンフランシスコ条約発効で一応日本国の主権が回復したことになった1952年からもうすぐ70年、曲がりなりにも憲法は日本が主権国家であること謳っている。しかしその実態はその7年前にアメリカを中心とした連合国軍に占領された状態に等しいではないか。

むしろ、連合国軍なら敗戦の結果だから未だ分かる。サンフランシスコ条約のどこにどう書かれているか?まさかアメリカの属国となってアメリカ軍の命令に服するとは書いてあるまい。そのことに頭を悩ますことこそ国会議員の責務だろうに。

1 件のコメント:

tak さんのコメント...

全く日本維新の党くらいいかがわしい政党はないですね。