2019年11月28日木曜日

京都の夜


天気が良ければもう少しゆっくりする予定だったが、京都も雨模様だったので早めに帰ってきてしまった。しかし昨日の午後は良い天気で、楽しい観光旅行が出来た。急ぐことは何もないので10時半ころ東京を出発、運賃の安い「ひかり」で3時間かけて京都着、天皇陛下の里帰りと打つかってしまったので、京都駅は警官で溢れかえっていた。友人との待ち合わせは夕方4時になっていたので、駅で軽い昼飯の後バスで嵐山方面に向かう。

バスはさほどでもなかったが嵐山の紅葉が真っ盛りとあって、渡月橋とか天龍寺界隈の人混みは半端でない。今月頭の丹沢大山の山頂といい勝負、カメラを構える場所さえ無かった。京都駅を出たのが確か2:30頃だったので既に約束の4時には間に合いそうにない。友人に電話して約束の時間を4時半に変更してもらい、嵐山から京都にJRでバック。

4時半に四条河原町高島屋前で友人と再会。彼は中高校から同志社なので京都は詳しい。食事の予約は6時とのことで、1時間半かけて京都中心部を宵の散歩。考えると大阪に6年近く住んだ割には、京都の中心部をゆっくり観光するのは初めて。高島屋前から友人の説明を聞きながら東の方にゆっくり登っていった。観光のトップシーズンだけにまちなかの人混みも相当なもの。歩道いっぱいに人が溢れている。

京都だけに和服を着た夫婦連れが多いが、その殆どが外人さんのようだ。言われてみると確かに安っぽい着物が多い。南座の招きも昨日上がったばかりなんて説明を聞きながら、有名なお茶屋「一力」の角に。ここから祇園かなんて思いながら建仁寺の境内を抜け(八坂道から八坂の塔八坂神社、そして清水寺の正面で踵を返し、高台寺の脇から再び八坂神社に降り、祇園の真っ只中。祇園には花街が3つあるそうだが、昨夜飲んだのは祇園東と言う場所とのこと。

最初に入ったのが、近江の蔵元がやっている居酒屋「遊亀」。1階はカウンターで既に満席、予約は2階にある座卓、但し板の間に座布団なので2時間で足がしびれて立てなくなった。酒も肴も美味かったが辛抱できなくなって仕舞にする。勘定がびっくりするほど安いし、飲んだ酒がうまかった。と言うのは、なんと精米していない米で作った酒を飲んだから。人によっては全く駄目という人もいるようだが、なんとも言えない米の味がするのでつい飲みすぎたかも。

2軒めの店がまた楽しかった。女将さんが占いをしてくれたのだ。最初入ったときは客が二人だけだったので非常に面白く話を聞き始めたのだが、途中からものすごく混みはじめ、少し心残りだったが、これもなんとも言えない良い体験と言える。


2 件のコメント:

村松 光 さんのコメント...

京都は四季折々行きたいところですが、秋の古都は趣き深かった
ことでしょう。おいしいお酒とお料理も満喫されてよかったですね。
数年前に紅葉見物に参りました。友人の家にも泊めていただきよい
思い出でした。

senkawa爺 さんのコメント...

村松 光さん
いつもありがとうございます。
久しぶりに楽しいひと時でした。