2019年11月25日月曜日

選挙で選ばれた人

昼近くなって久しぶりに陽の光が射してくれた。気温もぐっと上がり実に気持ちが良い。昨日、他国のことはどうでもいいようなことを書いたが、香港の区会議員選挙とは如何なるものか知らないけれど、民主勢力が地滑り的な圧勝とのニュースが流れている。これまでの与党や本土の政府は困っているだろうが、羨ましい。

日本では新年の次期通常国会冒頭解散説が噂されたりするが、これをやられて野党が勝てる見込みはないばかりか、現政権がこれまで並べ立てた嘘八百が総てチャラにされることにもなりかねないそうだ。日本はどこまで腐れば良いのだろうか?腐りかかっていると感じるセンス自体が浮世離れしていると理解するしか無さそうだ。

己の考えが常に正しいとは思わないが、他人との会話で嘘は言いたくない。本当のことを言うと拙いなと感じたら、話題を変えるか黙っている方が善いと信じている。嘘を言い始めたら後々辻褄を合わせるだけで神経が磨り減る筈。森友事件では辻褄合わせの公文書改竄に従事した近畿財務局職員が、お気の毒にも亡くなったりしている。東京の財務本省の高級官僚は誰一人罪の意識が無いようなのも凄い。

政府の言うとおりにしていれば取り敢えず自分の人生は安泰で高禄が保証されている。そりゃその通りだろうが、彼らにも嫁もいれば子もいることだろう。妻子に対しどんな顔で向き合うのか?男は仕事の話は家庭でしない、と言っても妻子は気になる筈だ。話が始まったら家族にまで嘘を付くもだろうか?他人事ながら心配してしまう。

個人的なことはとやかく言っても始まらない。問題は政府が意図的に国民に対して嘘を言うこと、これをどう考えるかだ。嘘はいずれバレると教わったが、政府の嘘はやがて反転して真実になりかねない。この弊害を阻止するために普通の民主国家は政府に絶対的権力を認めず、権力を3つに分散して立法府、司法府に同等或いはそれ以上の権限を与えている。中でも選挙で選ばれた立法府の権限が最高とされるのが普通。

香港の区会がどれほどの権限を有するか知らぬが、日本の国会は政府の権限に全く隷属させられてしまっているみたいだ。

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