2019年11月23日土曜日

今朝NHKBS1スペシャルを観た

テレビコマーシャルが挿入される番組を見るのも限られているので偏った見解かも知れない。今日思ったのはあたり前のことだがCMの種類が時代とともに随分変わっていること。先ず自動車について、スズキやダイハツ等小型車ばかり目につく。最近ご近所を見ても国産のプリウスやレクサスといった大きいセダンを駐車している家は少なくなって、国産小型車かベンツなどの外車に分かれている。

こんなところにも実質所得が上がらない庶民と全国に300万人以上存在するとされる富裕層に分かれ始めた日本の経済格差の一端を見る思いだ。テレビコマーシャルや車の影は少なくてもトヨタは日本を代表する企業、年間の生産台数は全世界で約1100万台、売上約30兆円、営業利益約2兆5千億円と聞く。どこから見ても日本を代表する超優良企業。雇用や税金の貢献も大きいだろう?

但し、この超優良企業でさえここ10年くらいで、コンピューターやソフトウェアを駆使して世界のサイバースペースを支配するに至ったアメリカ企業(GAFA)や同様の中国企業の後塵を拝するに至り、何となく古臭く活力が乏しく見える。所詮どんな企業の経営資源もヒト・モノ・カネ・情報とされるが、詰まるところは人材かと今朝は思った。

何故ならたまたま早朝の6時からNHKBS1で放送された番組「インド“世界最高の頭脳”を獲得せよ~密着!就職面接会3日間」を観たせいである。インド人が数学に強く、今流行りのIT技術者にもインド人が活躍していることは聞いていた。がしかし、その技術者を今世界で最も多く排出しているのが「インド工科大学」で、アメリカの「マサチューセッツ工科大学」より抜きん出ているとは知らなかった。

大学の責任者自身がテレビのインタビューに応えて「我が校は世界で最も優秀な学生を世に送り出しています。」と豪語するほど。就職試験は大学が先ず卒業予定者との面接を希望する企業を選別して、学生側の希望とマッチングの上校内で面接試験をさせる仕組み。順番はGAFAやゴールドマン・サックスなどの金融大手などから、要するに過去の実績を反映して決められる。ここには日本から来た企業として「メルカリ」がいたが、残念ながら「トヨタ自動車」の影はなかった。

今年度の法人税収が見込み違いになりそうだとの報道があるが、政治家や官僚は何を考えるかだ。メルカリが何れトヨタ自動車になれば良いが、その道は随分遠そうだ。

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