生活実態の直視

昼飯を食いながら店の親父と同年配に見える客の会話を何とは無しに聞いていた。話題はやはり年金の話、後で聞くと客は建築設計士、独立していたか会社勤務だったかは分からない。話から推察するにどちらにせよ大きな設計事務所ではなさそう。同じ年金でも大企業やお役人のそれを羨んでいたから、小生同様公的年金に依存して生活しているように思えた。更にバブル時代のことに話が及び、相当な稼ぎがあったことや遊びまわったことをを自慢げに話していた。

昨日もブログに書いたばかりで、年金についてはいろいろ考えさせられる。今度の土曜日に大学を卒業してすぐ勤めた会社の後輩3人と昼飯を食うことになっているので、彼等の年金暮らしについても聞いてみたい。現在麻生発言から問題となった「定年後30年生きるとすると2千万円必要」であるが、公的年金だけで定年後30年も生きられると思っている人間が居るのだろうか?愚考するに千人に一人もいないと思う。昔、株をやっていた高校同期の友人が言っていた。

「老後の備えに1億円は必要だぞ」これは極端だろうが、麻生氏の言う2千万円は明日以降定年を迎える人には最低必要金額だと思う。ましてや未だ50歳になるかならぬかの若い人達はとてもそれでは済まぬだろう。問題になっている金融庁の金融審議会報告書(高齢無職世帯:夫65歳以上、妻60歳以上)を見ると、支出の主なものは食料が約6万5千円、住居などが約4万9千円となっている。住居などには光熱費や修繕費がカウントされているので持ち家が前提のようだ。

我が家の近所では、ここ数年マンションやら戸建て住宅の建設ラッシュが止むことなく続いている。毎日徘徊しながら見ていると確かに若夫婦が見学している姿もよく見かける。しかしこの人たちはごく恵まれた条件下にある人で、50歳までに東京で家を確保できる人は少ないだろう。家を買った人にしても、50歳までにローンを完済するのは至難の筈。小生は結婚以来父から、資産形成について麻生氏以上に厳しく言われていたので、30歳頃から少しずつ心配りをしてきたお陰でなんとか家を持つことが出来た。

お陰で今、年金から僅かばかりの娯楽教養費と交際費をねん出して老後を楽しんでいる。野党は麻生氏の発言を失言と捉えているが、それはおかしい。安倍総理に次いで大嫌いな麻生氏ではあるが、彼が言ったことは珍しく的を射ている。与野党ともにまともに国民生活を直視すべきだと思う。

下書き用紙を間違えたので長文になってしまった。

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