虚しき一層奮励努力

一般人で今日が戦前の「海軍記念日」であることを知る人はもう少ないことだろう。父がこの前日の明治38年5月26日生まれだったので子供ころから聞かされ、未だに憶えている。海軍参謀の秋山真之が書いたともされる「本日天気晴朗なれども波高し。皇国の興廃この一戦にあり、各員一層奮励努力せよ。」である。連合艦隊司令長官の本郷平八郎(当時は大将?)が旗艦三笠のマストにZ旗を掲げて全軍を叱咤、1日でロシア艦隊を撃破したとされる記念すべき日だった訳だ。安倍さんもどうせトランプ大統領を自衛艦に招待するなら今日にすればよかったのに。

閑話休題:先週の初めころで内容もうろ覚えだが報道で「人工知能が司法試験を突破」のような記事があった。所謂ディープラーニングで問題を予想して学習をしていたらしい。その少し前に大学OB会で塾長が現役生の活躍の報告の一つとして、昨年度1年生の一人が司法試験合格と語っていたような記憶もある。子供の頃からペーパーテストが大嫌い、100点満点の試験で0点や10点未満の思い出は数多く、クラスで上から5指に入ったことなど殆ど無かった。

いまでも似たようなコンプレックスに悩む若者は多いと思うが、心配するなだ。若い時に一生懸命勉強することは大いに奨励されるべきとは思う。しかし、先週北方領土ビザなし渡航の際、不愉快な話題を提供して一躍有名になった衆議院議員の丸山穂高氏、東大卒業後経産省に入省、松下政経塾まで卒業して既に衆議院議員選挙で3回当選を重ねている。大阪出身までは簡単に分かるが、どんなご家庭出身かまでは分からない。何れにしても裕福なご家庭でエリート教育を授けられたのではと推測する。それを思うと学校でのお勉強がつまらぬものにも思えてくるではないか。

現代のエリート教育にはいろいろあるが、彼のようなコースもその一つとされているのは間違いなかろう。少なくともこの世に生を受け20年近い歳月を掛けて努力した結果が、恐らくスーパーコンピューターが1年も掛けずに覚えたこと(勝手な想像だから間違っているかもしれぬ)と同じとは同情に値する。中学から高校にかけて英単語を1万語覚えなくては心理的脅迫を覚えた日もあったが、これも空しい。

もうすぐ5G時代がやってくる。日本は閉鎖的なので通信会社の進出は遅れることになっても通信環境が世界的に向上すると、個人的には手遅れではあるが、スマホさえ使いこなせれば言語障壁何ぞ問題にならなくなる日も近いだろう。とは言うものの今の若者に本当に必要な教養とは?いくら考えても分からない。

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