2018年10月30日火曜日

どこを押せばそう簡単に?

昨日やっと国会が再開され、首相の所信表明に対する3党の代表質問が行われたようだ。今日は少し観たが昨日は中継も見なかったし、夜になると複数のテレビ局で質疑について議員のゲストを招いたりしてどんな感想を持ったかと言った総括的な番組も組まれていた。何れも少し観ようかとも思ったが、数分見ただけで馬鹿々々しくなってやめてしまった。蛇足になるが、代わりに一昨日のNHK囲碁トーナメントの一戦、趙治勲vs芝野虎丸を見直した。こっちも30分くらいで止めようと思いながら結局一時間半丸々見直してしまった。

個人的趣味との違いもあるが、中身のあるものと空疎なものとの違いは歴然としている。因みに趙治勲氏はプロ棋士の世界で空前絶後数え切れぬ程のタイトルホルダーで62歳。対する芝野虎丸氏はプロ棋士ではあるが段位は未だ七段(最高位は九段)の18歳でメジャーなタイトルは無いのではなかろうか。しかし対戦結果は芝野氏が勝った。そしてこの芝野氏、吹けば飛ぶようにか細い体で憎らしいくらい表情を変えずに淡々としている。

将棋世界の藤井聡太氏よりは2歳くらい上かもしれぬが、彼らは見ているだけで未来への明るさを感じさせてくれる。ありがたい青年たちだ。藤井氏は高校に進学と言ったかどうか忘れたが、芝野氏も高校を出たかどうかは知らない。要するに人の生き方は様々で、東大を首席で卒業したと称する弁護士資格を持つ元大蔵官僚のお姉さんか小母さんか分からない女性がテレビタレントをしたり、同じようなことお仰る60歳の片山さつき先生は晴れて大臣となられた。一方学歴は無くても小生希望を届けてくれる青年もいる。学歴なんぞは糞の役にも立たないケースが多いのだ。

何が言いたいかと言えば、首相が好んで使う「一億総活躍社会」が気に入らないのである。こちらもそうだが活躍なんかできない人間は多数いる。ご本人は何でこんな言葉遣いをすのか知らぬが、小生には一億とくれば「火の玉」「玉砕」「総白痴」くらいしか思い浮かばない。もう一つ「力強い国家」なんて戯言にもにもケチをつけたいが長くなりそうなので他日に譲る。

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