2018年7月22日日曜日

敢えて蟷螂之斧を

今日は友人が「夕食に来ないか」と誘ってくれた。高校ぐらいまでは友人同士が互いの自宅に遊びに行くのが日常的だったが、大学生になると徐々に減り、社会人になると会社の後輩を自宅に連れてきたことはあるが、こちらから自宅訪問する相手は殆どいなくなった。「自宅に来ないか」と誘ってくれたのは独居を慮ってのことだろうとは思うが、何十年ぶりのことだろうか。暑気払いの先約があったのをキャンセルさせてもらい、有難く受けることにした。

ところで、このところ政治関連のこと余りを書かなくなっているが、実質昨日で通常国会が終了したとのこと。非力野党のせいで安倍一強政治はまだまだ続き、この秋の総裁選でも再任されそうとの見通しが多い。困ったことだが、非力野党のせいと言うのはそうなのかもしれぬ。主義主張の違いを乗り越えて、何故選挙の時に協力できないのか?己の選挙さえ無事であれば、党勢なんぞ関係無いと言うことか。

野党となれば店の間口は狭いが、それでも与党と同じご商売、業界が同じで倒産の心配も少ない。党がいざ倒産となったら次の選挙にに向けて今までの商売敵に身を寄せることを考えれば何とかなるだろう。主義主張の理屈はどうにでもなる。ましてや大店の丁稚さんたちは大船に乗っているので気楽なものだ。小泉進次郎なんて参議院定数増法案に反対なようなふりをしながら、ちゃっかり賛成票を投じている。与野党問わず議員の大部分、所詮は政治屋なる分の良い職業を失いたくないだけと見える。

この腐りきった政治を変えることに疲れた市民は、殆ど諦めの心境に違いあるまい。政権が変わらなくて俺の生活はこれ以上悪くはなるまい。なったにしてもどうせ短い命だ、もう勝手にしろよ。正直な気持ちである。しかし、この諦めが益々現政権を有利に導くので「諦めないで!」と今朝観たテレビが叫んでいた。それでナケナシの気力を振り絞ってまた政治絡みを書いている次第。同じ番組でのコメントも印象に残る。「日本は博打大国、これだけ全国に博打場(パチンコ屋のことらしい)がある国は他に無い。」

カジノ誘致を声高に言い出したのは石原元都知事だったような気がするが、博打場を増やして依存症対策を論じることの可笑しさだ、誰も不思議に思わぬようだ。

2 件のコメント:

なすび さんのコメント...

問題はパチンコである。
しかし、与党・野党・マスコミの誰も指摘しない。
みな業界から利権を貰っているからだ。

カジノもないほうがいいが、パチンコの悪に比べたら気にしなくていいほどの小者である。
IR法によって、少しでもパチンコの規制ができれば御の字だ。

senkawa爺 さんのコメント...

なすびさん
また貴重なコメントを有難うございます。

>みな業界から利権を貰っているからだ。
これは困ったことですね。