2016年8月20日土曜日

身辺整理

今日はまた台風の影響とかで土砂降りと晴れ間が交互にやって来るおかしな天気になった。幸い昨日は1日晴れていたので、事務所の閉鎖に備えて自宅の片づけを大分進めることが出来た。自宅には書籍類を置かず、全て事務所に集中させていたが、それでも10数年の生活の垢は相当な量になる。一気にとはいかないが、婆さんの協力を得て2時間以上かけての大掃除である。

天皇陛下はお子さん方に対して、断念することの大切さを説かれたそうである。オリンピックのコーチや選手たちには無縁かもしれぬが、一般人にとって断捨離はとても重要な概念だ。婆さんもどちらかと言えば物を捨てるのが嫌いな方だが、流石に今回は意を決したようで協力してくれている。

自分個人は余計なものを持ちたくない性格なので、昨日は背広類から初めてゴルフ道具とか山登りの道具とか、あまり使わなかったものを含めて思い切った処分をした。これでゴルフや本格的山には行きたくなっても行くわけにいかない。娘が使ったピアノは未だ置いたままになっているが、長年反対し続けてきた婆さんも諦めて処分に同意してくれたので、引き取りの予約を入れた。

大分さばさばした気分である。昔故郷では両親が風通しが良くなると「せーせーした。」と口にしていたことを思い出す。積載量が0.5tの軽トラックにほぼ一杯のガラクタを処分したら、急に家が広くなった感じで、改めて我が家を見直すことが出来た。築60年近いボロ屋だが、終の棲家で十分通用しそうだ。昼日中に夜逃げもあるまいにと、隣の婆さんまで出てきて状況を観察している。やがて序にと思ったのだろう、境界線上の枝や、草むしりを始めたので、婆さんも付き合わないわけにいかない。

お蔭で婆さんは、夕方になると腰痛を訴えてぼやくことしきりだ。まだすっかり落ち着いたわけではないが、まあ、ボチボチ協力願うしかない。昨日1日で自宅の方が折角せーせーしても、1か月後に事務所からまた下らぬものを運び込んだのでは何もならぬ。来週以降は事務所のガラクタ整理に取り組まねばならない。

0 件のコメント: