2016年7月5日火曜日

デジャヴュ

今朝がた変な夢を見た。誰かに質問されているのだ。「お前は前立腺がんが治ったと喜んでいるが、これから人間の寿命はどのくらい伸びると思っているか?」確かに医学の進歩なんかで、若い時に思っていた以上に寿命が延びているようにも思う。そこで一所懸命にこの先を考えるのだが、うまい答えが見つからない。「いくら医学が進歩しようと、優秀な栄養サプリが開発されようと人間の寿命なんて、もうそんなに延びるものではないでしょう。」

と答えようとするのだが、相手はその答えを受け入れてくれない。「ではこれまでの医学の発達は何だったのかね?未だこれからも進歩するに決まっているではないか。」それに対してこちらはまた反論している。「医学の進歩を喜ぶ気持ちに反比例する何かが精神の中に埋め込まれていて、その二つの精神が均衡した時点で寿命も止まるでしょう。」「お前は今70歳だが、それはいつの事かね?」「よく分かりませんが、これまでの人生の倍はいかないでしょうね。半分でも100歳になりますから、もうそろそろお終いにしてはどうでしょう?」

実におかしな夢だった。話している相手がどうも神様のようでもある。齢を重ねると誰でもそうなるのだろうが、このところ身体の衰えを実感することが多いので、健康とか寿命が気になっているのだろう。それにしても夢の中の己が実年齢より6歳も若いのは、若返りを心から欲しているのだろう。我乍ら馬鹿々々しくなってきて笑えてしまう。

正気に戻って昼前に参議院選の期日前投票に出向いた。天気がパッとしないのに結構混雑している。火曜日の午前中でもある、当然ながら集まっている方々は全てご同輩の男女。世話をする役所の人だろうと思うが、数名の若さが異様に目立つ。今朝の夢がデジャヴュだったかのように思い出してしまった。自分がそうだから偉そうに言えぬが、今や年寄り天国。与党が数千億円の現金をばらまいてまで年寄りに媚びるのも分からなくない。

よぼよぼの爺さんや婆さんを手取り足取り誘導する若い職員の姿を見て「何となく勿体ないなぁ。」が正直な思いだ。

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