2016年6月6日月曜日

信濃路の空と風



先週土曜日の午後2時過ぎに北陸新幹線佐久平の駅に降り立った。既に6月に入っているが、吹く風の爽やかさと空の青さは本当に生きていることの素晴らしさを感じさせてくれた。小海線への乗り換えで30分近くの時間があったので駅のテラスに出て佇み、四方の山々を見渡した。方向指示の銅板が設置されているので、山の名前もおおよその見当がつく。面白いのは、普段八ヶ岳連峰を中央線方面から見ているので山の並びが随分変わって見えた。

ただ残念なのは駅の南側にも北川にも醜悪なスーパーの看板が聳えて折角の景色を台無しにしてしまっていることだ。住人にとっては欠かせない補給拠点だろうが、全国どこに行っても目に留まる看板に些かうんざりさせられてしまう。
佐久平から小海線に乗り換えて信濃川上までの旅、単線なのですれ違いのため途中15分以上の停車があったりするのもまた楽しいこと。景色を楽しんだり読書をしたり、列車の旅を十分楽しんだ。

夕方4時半頃信濃川上に着くと、予約してあった宿「岩根山荘」のご主人が自ら車で出迎えてくれた。この山荘は奥秩父の長野県側のベースとして最適なポジションにある。駅からは車で約20分1500mの高地にあるので、涼しさを通り越して少し寒いくらい。昨日の朝は気温が零下まで下がったそうだ。天気予報も明日までの晴れを約束しているとのこと。温泉ではないが、24時間入浴が可能も嬉しいし、明日は登山口まで送ってくれるとのこと。

2009年に甲武信岳に来たときは、駅から登山口までタクシーで結構な金額を要した記憶があるので非常にありがたい。おまけに明日下山の際、連絡をくれれば迎えに行って駅まで送ってあげるとのこと。時間の節約は言うまでもないが、この行程全てをタクシー利用したら恐らく2万円以上にはなるだろう。宿泊費(1万800円)が特別高いわけでもないし、食事は質量とも山小屋の食事離れをしたものだった。

翌日は登山口まで送ってもらい、甲武信岳から十文字小屋まで縦走。評判高いの石楠花も十分楽しみ、ランプの山小屋で1泊。翌日は朝から雨だったが、危険が無い下りの一本道、1時間半で登山口についてしまった。余り早く帰宅しても婆さんに悪いので、また岩根山荘に戻ってゆっくり入浴、昼飯を済ませて夕方帰宅。登山途中で足がつったりして、体力的には少し問題はあるが、それでも少しずつ歩ける自信がついてきた気がする。楽しい山行きだった。

詳しくは下記をご参照ください。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-890406.html

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