2015年9月10日木曜日

不安定な社会だ

秋の長雨とは言ったものだが、飽きもせずよく降り続いたものだ。今日も病院への行きはバス、院内での待ち時間は、ずっと茨城県常総市鬼怒川堤防決壊現場の自衛隊ヘリによる住民救出劇を見ていた。陸自と海自合計5機が救出に参加したようだ。こういった時の自衛隊は本当に頼もしい。海外まで人殺しの手伝いに行くことより、国内でこういった機能を充実させることが大切だろう。

この長雨は全国区各地に大きな災害をもたらした。被災された方、未だ被害が確定していないお百姓さんたちの気持ちを慮れば、戦争の心配より先に心配するべきことがあるだろうと思わざるを得ない。幸い病院からの帰路は雨が上がって歩いて帰ってくることが出来た。傘を差さずに歩いたのは久し振り、明日も晴れて欲しいがどうなることやらだ。

天気も不安定だが、社会現象も何かおかしなことばかりだ。関係ないから良いではと言ってしまえばそれまでだが、株式市場の揺れは何だろう。日本の経済に如何なる意味を持つか知らないが、市場が誰かに弄ばれているのは間違いなさそうだ。歴とした大学教授が、何が悲しくて司法試験で教え子にインチキするのだろう。色香に迷ったか?68歳と聞けば孫が居ても不思議は無い、家族はどんな思いでいることやらだ。

インチキ繋がりで書けば、再来年の消費税増税もいい迷惑だ。その時公明党が自民党に約束を迫った軽減税率の実施も、麻生財務相が「面倒くさくてやっていられねぇ」と言ったとかで、財務省の役人は来月発行と言われているマイナンバー・カードと結びつきを考えてインチキ臭いことを言い始めた。

そもそもマイナンバー・カードが年金暮らしの年寄りにメリットがあるとはとても思えない。しかし国民に総背番号を振ることになれば、国側の管理面からは相当なメリットもあるだろう。またそのシステムの運用に当たっては膨大な人的経済的な投資が必要な筈で、そのために大きな外郭団体が生まれたり、関連IT企業に膨大な発注が行われ、役人の天下り先が増えるに違いない。確かオリンピック組織委員会事務総長武藤氏が日銀を辞めた直後に、そんな企業に就職した記事あったような気がする。

これで景気が良くなるなら結構なことだ。賃金が少し上がったとか、時々訳の分からぬ数字で景気が良くなりつつあるとする提灯記事を目にするが、家庭内や近隣で話を聞いている限り近くで聞く限り、景気が良くなりそうなんて思っている人間は一人もいない。

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