2015年1月7日水曜日

ライフスタイル一新

つい先日初詣に行ったばかりと言うのに早や朝食が七草粥だった。今年もこのように駆け足で日が過ぎていくのだろうが、それが人生と言うものか。ネット囲碁と読書以外にすることが無い老後も如何かと思っていたら、年末に訪ねてきてくれた同期の友人が株をすることを薦めてくれた。意味不明だがデイトレと言う奴である。お金で遊ぶほど余裕はないのだが、友人曰く「損はさせないから俺の言う通りに買ったり売ったりしてくれればいい。但し元本は100万円としてくれ。万が一損が出たら弁償してあげるよ。」

彼がその道の大家であり、資産運用について彼の指導を受けている友人が何人かいることも聞いてはいた。こちらは運用するほどの資産は無いが、時間だけはたっぷりある。100万円は大金に違いないが、山歩きをしていれば一年で20万円を少し超えるくらいのお小遣いは使うだろう。諸般の事情からライフスタイル変更の年にしたいと考えていたこともあり、こんな風に考えてみた。100万円用意して株をやり、もし5年後迄生き延び、その時に今年用意した資金がゼロでも元々ではないか。もし些かなりと残っていれば大儲けだ。

そこで彼の元本保証はお断りして、自己責任を前提に友人のご教示をに従うことにした。後期高齢者入りの新年早々からデイトレに対応可能な新しいライフスタイルを取り入れる決心をした。意思決定は簡単だが、証券会社や自分のパソコンにそれ相応の準備が必要で、現在その準備中である。一方心構えの方も少しは準備が必要だろうとて、正月早々友人の指導のもとトレーニングを開始した。

何と言っても上場企業なんてものとは全く無縁の人生だったし、現役時代を振り返っても日本経済新聞なんぞは人事欄と文化面だけしか読まなかったのだから、金槌がいきなりプールに飛び込む感がある。年が変って市場関係は3日しか経っていないが、ライフスタイルが意外と大変化しそうだ。以前から事務所に来てパソコンの前に座るのは8時頃、それからおもむろに購読しているメルマガや愛読しているブログ等を見ていれば小1時間は経ってしまう。それから今日は図書館にでも行こうかと考えたりするのだが、株の売買をし始めるとなると、そんな悠長なことは言っていられないらしい。

知識不足を少しでも改善するために、友人がチェックすべき資料をメールや電話で教えてくれたり説明したりしてくれるが、とても硬直化した脳味噌には刷り込まれない。先ず教わったことは、どんな初心者でも基本動作として9時前からチェックすべきことが幾つかあること。更に午前8:30からの1時間と午後14時からの1時間、1日合計2時間はパソコン画面に集中するようにとのこと。これだけでもへえ~てなものだ。しかし実際はもっと厳しくて、昼飯さえ11:30~12:30の1時間以内に済まさないと、お師匠さんの指示を実行できないことになり兼ねない。

とても暇潰しにもってこいなんてものではない。今年は逆に時間がかなり制約される可能性もありそうだ。それでも今日は市場が低調なので「午後は何もチェックしなくていいよ。」とのお許しが出た。これ幸いに、銀座の馴染みの店にゆっくり昼飯を食いに出かけ、帰りに友人の事務所に顔を出して新年の挨拶。互いに最優先課題は健康維持である。帰りに駅のホームで見た夕刊紙の広告に「東証9000円台の恐怖」と特筆大書されていたが、小生も天の邪鬼だ。友人も「市場は上がれば必ず下がるもの。市場が無くならない限り売り買いで儲けるのが俺のやり方。」と胸を叩いている。

今週中には整うであろう手続きの完了が待ち遠しい。

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