2014年10月29日水曜日

秋晴れの散歩 皇居

今日も早朝から気持ちの好い秋晴れの一日だった。昨夜は早く就寝したので早くに目が覚めた。未だ暗かったが、山小屋に居れば起床時刻である。天気が良くなることは分かっていたので、山にでも行きたいなと半分思いながらも又寝いってしまい、起きたら6時近くになっていた。「眠れないで困っている人に、どうしたらそんなに眠れるのか教えてあげなさい。」とからかわれるが、実際終日眠いのだから仕方ない。これも一種の病気のようなものだろう。

事務所に来て「年金受給者のための扶養親族等申告書」なる書類に署名して捺印をする。毎年同じことの繰り返しではあるが、何年か前に書類に切手を貼らずに投函して返送されてきた記憶があるのでよく覚えている。返送されないように50円と2円切手を貼ると、どうしても宛先住所か郵便番号が隠れてしまう。多分郵便番号の方が重要だと思い、東京都は幾分隠れても郵便番号が隠れないよう、50円切手に2円切手を重ねて貼った。

又、説明書が同封されていて、6ページにもわたる長たらしいもので、年金を頂戴している以上有難く読まなければならないのだろうが、まともに読む気にならぬ。せめて「年金にかかる源泉徴収額」の頁だけはと思ってざっと目を通したが、これまた理解不能。結局そのままゴミ箱に捨ててしまった。何方か読み解き方が分かればご教示願いたいものだが、理解できてもできなくても、そちら様が勝手に無条件引くのだから抵抗のしようが無いじゃないか。



ならばいっそ初手からネットの支給額を提示してくれたらどうかと思う。そんな不満を感じながら郵便局で投函を済ませると、余りの天気の良さに事務所に戻るのが勿体なくなった。まっすぐ池袋まで歩きながら、昼飯には早すぎるし、見たい映画も無い。果てどうしたものかと考えて、池袋から地下鉄で飯田橋に行き、そこから靖国神社経由大手町まで散歩することにした。皇居で「天皇陛下傘寿記念特別展」をしていると、1,2週間前にテレビが言っていたことを思いだしたからである。

天気は良くても今日は平日の真只中、普通の人は呑気に散歩なんかしている場合でない。従って靖国神社も北の丸公園も皇居内の江戸城遺跡も人影はさほど気にならない。宮内庁三の丸尚蔵館はそんなに大きくないので、少し混んでいる感じはあったが、展示されている説明文を小1時間かけて全部読むことが出来た。「天皇陛下 昭和28年欧米14か国の旅~新たな感動と出会い~」1枚の写真を手掛かりに、じっくり文字を読んでいくと、半世紀以上前の陛下が味合われたであろう感動が胸を打つ。

昭和28年と言えば、こちらも既に中学生。現代の子供らであれば、皇太子殿下が半年も外国訪問をされて、日々大々的に報道されればそれなりに記憶するだろう。しかし、新聞なんて読みもしなければラジオも碌に聞く気が無かったこちらとしては、殆ど記憶が無かったに等しい。普段は不謹慎にも、我が国の天皇制について、本当に必要があるのかと疑問を感ずる時が無い訳でない。

しかし、外国との付き合いに関して言えば、アホな総理が国民から徴収している税金を大量に持参してせっせと外国を廻るより、皇室が外国のトップと交わって適切なメッセージを述べられる方がよほど効果的だし、皇居の一部が無料で開放されていることについては心から感謝したい。飯田橋から大手町まで約4.5km、春の花見もいいが秋の運動にも最適な道筋と言える。

0 件のコメント: