2013年7月24日水曜日

スポーツ観戦からの雑感

7月10日前に梅雨が明けるなんてありうるのかと疑心暗鬼でいたが、どう考えてもまだ梅雨の中にいる感じである。今週中に明けてくれれば嬉しいのだが、果たしてどうなることやらだ。ハッピーマンデイ法と称する訳のわからない法律で、海の日が7月第3月曜日になっている。必然7月20日より前に来る年になると余計季節感を掴みにくくなる。いっそ海の日は7月末の何日かに固定して、その日を以て大部分の小中学校は夏休みに入るようにした方が合理的ではなかろうか。

政治関係の興味がすっかり薄れてしまったので、従来殆ど観なかったスポーツ中継を見る機会が増えている。プロ野球のオールスター戦を3戦観たし、昨日はサッカーの横浜F・マリノスvsマンチェスター・ユナイテッドを観戦した。正直なところサッカーについてはルールさえ覚束ないのだが、横浜が勝ったので日本への身贔屓で気持ちが良かったと同時に、日本サッカーがこんなに強いとは驚いたし、感心もした。中継を見ることはなかったが、全英オープンでの松山選手の活躍やメジャーリーグで活躍する日本人選手のニュースは何度見てもいいものである。

特に若い選手の活躍には、老人夫妻が無邪気に喝采をして喜んでいる。ちょっと残念なのは相撲が相変わらず白鵬の一人舞台であること。日馬富士や4大関の一層の精進と奮起を促したい。横綱白鵬には好感を覚えるし素直に応援を送るが、金曜日優勝が決まったのでは些か興が覚める。本人にしても怪我を押して頑張っているのに、優勝が決まっているから負けて元々みたいに思われたのでは不本意であろう。スポーツがこのように爽やかさ届けてくれるのは嬉しいが、スポーツの世界の裏側が表に出てくると碌な話が無い。

プロスポーツは一種の興業であるから難しいのだろうが、仕切る人間に選手上がりが一人もいないプロ野球連盟もある。一方にはアマスポーツだからだろうが、全員選手上がりの柔道連盟もある。しかしその柔道も世界最大の興業であるオリンピックの競技種目にもなり、柔道連盟もそれを受けて選手の強化に取り組んでいる。そして更にそれぞれの組織を統括して君臨し、強化費などの税金をお下げ渡しになったりする文科省なんて役人組織が絡んでくる。

昨日のテレビを見ていると、サッカーのJリーグが誕生したのが20年前だそうだ。これとて各チームの事情を見ていけば問題は山積しているのだろうが、競技自体は比較的上手に発展してきたし、選手の裾野も広がっているようだ。他の競技でも本当の発展のためにはどうしたらいいのか、聞くところでは柔道を志す子供は減少の一途のようだし、野球にしろゴルフにしろ、華やかなトップ選手の後ろに死屍累々の現象に目をつぶっては済まされまい。

スポーツの振興は決して悪いことではないから、ある程度税金を投入することは許されるだろう。オリンピック招致も結構だが、スポーツ界を俯瞰して、学校教育から選手の老後までを考えることが出来る人の出現が待たれるようだ。

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