2013年2月13日水曜日

東電 盗人猛々し

311の大震災からもうすぐ2年も経つ。政治家のパフォーマンスばかりが目立つが、東北の被災地の復興や福島の原発災害の補償や復旧は一向に捗らない。特に放射能汚染地区の問題は深刻である。関係しているNPOが除染に少しでも役立ちたいと、具体的提案を初めて既に1年以上になる。4か月前に環境省のやっと実証試験までこぎつけてはいるが、自治体から国に至る役所の連携の悪さもある上に政権交代があったりしたので、余計に反応が鈍いのかもしれない。話が一向に捗らない。

何事につけレスポンスの悪さは酷いものだ。先日その事について話している時に元役所にいた人からとんでもないことを聞いた。「東電は破綻処理していませんね。だから原発被災地の復旧復興についての費用は将来全額東電につけ回しをすることになっている。従って、経産省にしても環境省にしてもやたらに決済が出来ず、全て東電にお伺いを立てているのですよ。」これってとんでもない主客逆転現象ではないか。

只でさえ腹立たしく思っていたら、今度は国会事故調に対する虚偽申告というか、調査を妨害するためにとんでもない嘘をついたことが発覚した。昨日の予算委員会に質屋のオヤジみたい風貌の社長が出てきて「担当者の勘違いでご迷惑をかけた。今後は真面目にご協力申し上げたい。」みたいことをしゃあしゃあと喋っていた。国会議員もマスメディアもそれをそのまま聞き流すのだから恥を知れと言いたい。

おまけに我が事務所の12月からの電気料金が前年度に比べると15%程度高くなっている。自宅の方は未だ聞いていないが同じことになっているのだろう。これがアベノミクスだとしたらとんでもない話だ。昨日は爽やかで目出度いことを書いたのに、東京電力で今日は正反対のことになってしまった。
安倍政権ではなくて民主党菅政権のせいだろうが、枝野氏にしろ海江田氏にしろ東電を潰さなかったも大失政で、この責任だけでも民主党消滅に値する。

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