2012年11月14日水曜日

嘘つき?実直?

今の国会に興味や関心がある人は少数派に違いない。たまたま今日は外から戻った時刻が3時ちょっと過ぎで、党首討論で小沢さんが何を喋るか関心があったのでテレビをつけた。未だ安倍氏と野田氏の討論の最中だったので、関心が薄く、手を洗ったり口をゆすいだりしながら遠くから聞くともなく聞こえていたが、野田氏が急に「16日にでも解散します。」と声を張り上げたのが耳に入った。

国会て所は政策を協議する場ではなく、誹謗と子供じみた欲望を言い続ける場のようにしか思えない。たまりかねた一方の与党側が切れたのかと思ってテレビに向き合うと、途端にテロップが流れた。「野田総理今週中の解散に言及」冗談かと思っていたが、メディアはマジに受け止めているらしい。その後何度も同じ映像を見ているが、総理は野党が議員定数の削減を約束すればと枕に置いているが、確かにはっきりと16日に解散すると言っている。

消費税増税を言いだして小沢一郎を追い出したあたりから、総理の考えは理解不能だ。馬鹿か利口かも分からない。野田氏の評価は様々なようだが、変な度胸の良さがあるようだ。自民党と事前に握っていたわけではないと思うが、枕に置いた条件は自民党にとって受け入れ困難なところはないように思う。公明に至れば御の字の話だ。むしろ家の子郎党全員が反対する解散を口にしたのは、瓢箪から駒でなくて本気で解散を打つ気なんだろう。当然、自分を総理に押し上げてくれた民主党は消えてなくなる可能性すらある。全く何を考えているのか益々分からない。

小沢氏に与えられた時間は僅か10分、自公民3党が群小野党を無視して進める国会運営手法に対する批判し、地方交付税一つを取り上げ、マニフェストを実行していると言いながら、官僚主導の政権では実態が全く改善されていない事を直視してくれだけに留まった。相変わらず田舎のおっさんみたいで演説は下手だが、言わんとするところはよく分かる。
嘘つきでない政治家がいたらお目に掛かりたい。

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