2012年6月26日火曜日

こんな爽やかな日なのに

梅雨時にしてはと言うより1年を通しても何日も無いと思われる爽やかな日となった。すっきり晴れ上がった空に太陽は輝いているが、吹く風が少し冷たいくらいの爽やかさだ。東京でもこんな日があるのか感心して、朝から床屋さんに行ったので一層さっぱりして気持ちが良い。天気が良いので心が弾む。若い頃であれば一張羅の背広を着こんで、靴を磨いて銀座にでも出かけた事だろう。

今は思いが山に行く。ちょいちょいチェックしているアルプスの山小屋情報を見ても、3000m級の山もあと数週間のうちには、夏ルートがオープンしそうだ。そんな事をしている時に従妹から連絡が来て、昨年から約束していた北アルプス黒部五郎岳登山のパーティーメンバーが決まったとのこと。登山日は以前から海の日の連休以降と決めていたが、具体的に何日からにしようかとの問い合わせだ。

たまたま昨夜の長期予報では、梅雨明けが例年より5日ほど早いくなりそうとの嬉しい報せもあった。余り当てにできない天気予報ではあるが、何と言っても今日は気分が良いので17日からにしようと決めた。まだ梅雨が明けたわけでもないし、3週間も先のことだから、天気もどうなるか分からないが、決心するには相応しい日だった。

お天気とは正反対が日本の社会情勢、特に政界。暗雲が渦巻く状況と譬えてるべきだ。衆議院では今日税と社会保障の一体改革関連法案が圧倒的多数の賛成で成立したことを素直に喜んでいいのかどうか。少なくとも今まで民主党政権を応援してきた者の一人として複雑なものがある。先ず反省として、政治の本質も解らず、そもそも政権交代に期待をしたこと自体が子供じみていたのかもしれない。

うんざりしていた自民党に政権が戻ると決まったものでもなさそうだし、これから先何がどうなるかは想像できない。今回の一連の騒ぎも党(派)利党(派)略とか言われ、政治家を所属するグループで識別しているが、その調略や裏切り物語の陰で見過ごされているものに、政治家と官僚との関係があると思う。今回は財務省の一人勝ちとされるが、財務省の小父さんてどんな人か知っている人は殆どいないだろう。

よくて財務省次官勝栄次郎氏の名前ぐらいだ。昨日テレビを見ながら婆さんと話をしたのだが、我が国の財務官僚はエジプトの軍部と同じ。彼国の軍部は大統領の言うことすら聞かない怖い存在らしい。でも民衆はその軍部に対してデモで対抗しようとしている。我が国に於いてはその存在さえ意識されないのだから、誰一人文句を言う者はいない。このブログでもマスメディアについて批判的な事を書いているが、本当にメディアをコントロールしているのは政治家ではなくて官僚であることを忘れてはいけない。いつか少し具体的に書きたい。

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