2012年4月5日木曜日

満72歳と言えば 若い?


昨日一旦書いたデータが消失してしまったので、改めて誕生日祝いを頂いた多くの方にお礼を申し上げます。登録しているいろいろなサイトに今日誕生日の人として紹介されているので、お会いしたことがなくてもネット上で互いのブログを通して知り合っている、私にとってはびっくりするほど多くの方からメッセージを頂いた。これがネット社会というものかと認識を新たにしたが、面白さと怖さを裏表のように感じる。

人生も73年目に突入となると記憶にあるのは古い事ばかりで、まして文章にするとなると、さながら壊れたレコードか(これも古い言葉だな)酔っ払いの話同様繰り返しと重複が多くなる。意識して己を取り巻く社会環境の変化について行こうと、本を読んだり報道に接する努力はしているが、所詮むなしい努力。読めど聴けどさっぱり脳の中に染み込まない。特に現在の日本は政治を中心に社会全体が液状化して、渦を巻いていると言うか堂々巡りをしているので、無理をして分かろうとしない事にしている。

海外に目を向けるのは昔から不得意とするところだから、世界情勢についてもあまり興味が湧かない。アメリカや中国くらいは何度行ってもいいかなと思っていた時代もあるのだが、昨今の発展ぶりや諸国も我が祖国同様国内が混乱していそうなので、遊びに行く気が起きない。海外リゾートの本当のところは、別に危険なことなど無い筈で、行けばそれなりに楽しいのだろう。
しかしそこに行ったからどうだと言うのだ、日本と少し異なる心地よい気候と3日も居れば飽きてくる不味い食いものしかないだろう。

情けないが、ひねくれた考えが先に立ってしまう。これも老人特有の現象と片づけるのはいけないことかもしれない。父は晩年現在の小生とやや似た心境であったかと勝手に思っているが、それでも母にせがまれたか、義務感からかは知る由もないが、結婚50周年記念と称してアメリカ旅行に行った。あまり面白くなさそうな表情の写真を見るたびに感心してしまう。

母に至っては相当晩年になって、エルミタージュ美術館やスカンジナビアのフィヨルド見学に一人で出かけて行った。これもどこからエネルギーが湧いてくるのか、不思議でならない。一所懸命に仕事をしている時代は、纏まった休みが楽しみで、何か新しい楽しみを見つけたいと真剣に考えたのだろう。

世の中には未知の事が多すぎる。楽しみも勿論だが、多すぎる故に今更もう一つや二つ新しい場所や、事柄を発見しても始まらんだろう。自己分析するに、これが今の心理ではないだろうか。情報過多の時代の悲劇かもしれない。
つまらぬ考えはやめて、ハワイにでも行って少しのんびりしたら気が変わるかな?
今日これから脳神経科の診察を受けに行くに当たり、退屈しのぎに自己診断をしてみた。笑

2 件のコメント:

レチチア さんのコメント...

爺さん  こんにちは~
 初めまして! 最近は70代はまだまだ若いです。 80、
90歳の元気老人が幅をきかせている時代です。私も自分が
老人と言う意識が無くて、地域の人から独居老人ご招待の
昼食会の案内を頂いて、誰の事か?と最初に思いました。
やりたい事いっぱいで、一日があっという間に過ぎてしまう
日々ですが、取敢えず老人の範疇に入って来ている事は
念頭においておきたいと思ったりしています。(笑い)

senkawa爺 さんのコメント...

レチチアさん
 コメントありがとうございます。
仰るように小学生の頃、60歳ぐらいのお祖父さんやお祖母さんを見ると凄く老けて見えたように思います。比較すると私たちは楽をしているせいか栄養が良すぎるのか、若く見えるかもしれません。
しかし人間の構造に大きな変化があった筈もないので、過信しすぎてもいけないのでしょうね。
これからもよろしくお願いします。