2012年3月19日月曜日

東京観光 丸の内から皇居前広場

昨日長野から早い時間に帰ってきたので、東京駅から桜田門まで皇居前広場を散歩してみた。日曜日でもあり観光客やランニングする人大勢いたので、赤いスキーヤッケにザックを背負った姿でも別に怪しまれることはなかったと思う。

これまであまり意識しなかったが、改めてゆっくり見ると東京丸の内のスカイラインの美しさは見事なものだ。これがへたりかけている国である筈がないと我が目を疑って見直してしまった。歩みを進めてお堀まで来ると、大勢の人がカメラを構えて堀の中を狙っている。


一羽の白鳥と鴛鴦の群れが、如何にも春といった風情でゆっくり泳いでいる。皇居前広場に入るとビルのスカイラインとは全く別の光景が展開する。未だ青くはなっていないが、広い芝生に整然と立ち並ぶ形のいい松の林、その奥にはまた堀があったりして、江戸城の建築を今に伝える門がところどころに設置されている。

東京に住んでいてもなかなか来る機会は少ないが、久し振りに歩いて気持ちが良かった。外国からの観光客は中国人が多かったようだ。中国の故宮博物院や人民広場はスケールに於いては皇居界隈といい勝負かも知れないし、ひょっとすれば向こうの方が大きいかもしれない。


しかし、言っちゃ悪いが中国は空気は汚いし、故宮も古いから仕方がないのかもしれないが、何となく薄汚く感じてしまう。昨日は休日のせいもあったのだろうが、曇っていたにも拘らず空気が凛とした感じで兎に角美しいと思った。これでJRの丸の内駅舎が完成したら一層見事な景観になるのは間違いない。原発事故の影響で日本への観光客が激減した報じられている。


食いものは美味いし、東京だけでも一見の価値あるところは他にも多い筈。惜しむらくは外国からの客人にとって不都合なのは円が強いので費用が高くつくことか。観光庁なる役所が出来たと聞いているが、これだけの資源があるのだから知恵を絞ってほしいものだ。

2 件のコメント:

Don Koba さんのコメント...

美しい日本、自然も食べ物も、都市景観も、サービスも比類がない。但し、海外旅行者にとり、最大の不便さは、住所表示が国際基準でないため、行き先に到達できないことらしい。京都や札幌等は、国際基準と言える道路が住所確認のベースとなっているので、地図さえあれば、自分の居場所がすぐに分かる。東京では道路は脇役であり、その代わり一定の面積を示す丁目で表示されている。タクシーの運転手ですら、客が示す「何丁目何番地」という住所メモを渡されてもなかなか目的地にはたどりつけない。最近は携帯で道路地図を見れるのでよくなったが、以前は、ファックスで目的地の地図を送ってもらって出かけたものだ。海外では、streetの番号さえあれば、誰でも到達できる。田舎から出てきた人や外人の立場で、道路標識や駅の表示をもっと考えないと。

senkawa爺 さんのコメント...

Don Kobaさん
まさに適切なコメントをありがとうございます。
こういったコメントを頂けると、駄文を書いた甲斐があるというものです。
お役所は大層なことを企画したりしますが、ユーザーのニーズを的確に把握するのがどうも苦手なようです。大して金が掛かることでもなく、一寸したことでユーザーの利便性が高ま理、経済効果が上がることがたくさんあると思います。
貴兄のような経験をお持ちの人は多い筈なのに、何故か役所のプランはピント外れが多いですね。
貴兄が観光庁のコンサルにでもなれば、少しはましかと思ってしまいます。