2012年3月12日月曜日

東北大震災1周年

この土日は昨年311の大災害から1年と言うことで、朝から晩までその報道一色だったらしい。びっくりしたのは、昨日の2時45分には東京の山手線まで止めて、一般市民に黙祷を促したことだ。大勢の人が亡くなった一周忌だから非難する訳ではないが、そこまでやるかと思わないでもない。ただでさえ忘れっぽいのは小生ばかりでなく、日本人の得意技だから1年目ぐらいは大騒ぎをした方が善いのかもしれない。

昨年の3月11日(金)から16日(水)迄の日記を読んでみた。もうすっかり忘れていたことが書いてある。日曜日まではテレビからコマーシャルが消えていた事。16日には早速に計画停電が始まっていた事。当初発電所の事象と言われていたことが、事故に置き換えられたようだ。同時に除染なんて耳慣れない事が出現している。14日の時点で、官邸がかなり混乱していることを感じていたようだ。以下はその抜粋。

>期に臨んでは変に応じた対策をトップが下して部下を動かし、策を講じた後に責任の所在を明確にする記録を残す。
>弁護士出身の官房長官が原発の構造を理解出来たような口調で発表をするから、聞いている側は余計不安になる。
>総理の現地視察と記者会見はこの忙しい時に余りにとんちんかんに過ぎる。そんな余裕があるなら、そのヘリを被災者救済に回してやれと怒鳴りたい。

と書いているところを見ると、どうしようもないほど混乱していたなぁ、と改めて思い出してしまう。それにしてもあの大事故ももう歴史の一部だ。個人的には忘れ難い思いを持っている人は沢山いるのだろうが、利害関係のない国民の大部分にとっては既に過去の話。メディアはお涙ちょうだい式の報道をあと1年か2年は繰り返すかもしれないが、それも徐々にフェードアウトして行ってしまうだろう。

政治家は「未曽有の国難」と言葉を弄ぶが、どこまで本気で考えていいるか分かったものではない。ポストと予算を分捕る好機到来、又は揚げ足取りに格好のネタぐらいにしか考えていないようだ。どっちにしても現在の我が国は極楽とんぼが寄生するには最適地なのかもしれない。昔は違う、一夜にして数万人数十万人が死亡するような事件、数年で人口の数割以上が減るような飢饉とか疫病の蔓延は枚挙にいとまがない。

あってもなくってもいいような国会の参議院予算委員会が始まった。本当にどうしようもないバカと阿呆の絡み合いだ。こいつらに税金を食われているかと思うと、どうにかしてよと言いたくなる。

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