2012年2月27日月曜日

みんな元気だなぁ

中学校の同窓会幹事をしている。年1回の開催だがこれまでは何となく新年会の気分で開催してきた。年のせいか今年の冬が例年になく寒く感じたせいか気が乗らず、今年は気候が良くなりそうな4月7日に設定して案内を出した。
返事が集まりだして感心するのは、やはり季節が良くなるのを見越してだと思うが、海外旅行するので今年は欠席との返事が2通も来ていることだ。季節が良いから海外に行くとの返信を受けて考えた。

昨日、JR東日本からジパング倶楽部(高齢者割引の会員)PR月刊誌が届いた。陽春の旅行案内が満載である。既に観光旅行への興味は失っているので見る気はしないが、代わりに婆さんがぱらぱらと見て主だった内容を教えてくれる。『あなたのお母さんはこういうのを見て、そうだ長野では未だ桜が咲いていないので、「帰る前に久しぶりに吉野の桜でも見に行こう。荷物は長野に送っておいて。」とさっさと軽装で出ていく人だった。あなたも多分に血を受け継いでしるし、長女もそうみたい。』

「私はそういう人の気持ちが全く分からない。」と言うわけだ。確かに婆さんは自宅でのんびりする事が唯一の趣味で、出かけるのは嫌い、飛行機には生まれてこの方乗ったこともないし、今後乗るつもりも全く無いと断言している。婆さんに比べれば、出歩くことはむしろ好きかもしれないが、海外迄足を延ばす元気はとても湧かなくなってしまった。現役時代には正月休みに、急にボストンに甥っ子がいる事を思い出し、思い立ってボストン・ニューヨークへと旅行したことがあった。

御用納めの日に思い付き、旅行会社勤務の友人に頼み込んだら、日本の航空会社はもう休みに入って航空券を発行できないとの事。そこを何とかと重ねて頼み込み、年末28日の夕方にアメリカンかどこかのカウンターに航空券を取りに行った事を思い出している。この辺までは母の血を受け継いでいたのだろうが、今は全く駄目だ。旅行と言えば専ら近くの山歩きと精々スキー程度で、海外旅行はここ10年くらい考えたことがなかった。

欠席を通知してきた友人の一人は、元会社の同僚と韓国旅行、もう一人はマレーシアのキナバル山に山登りだそうだ。特に後者の彼は一度出席の通知を貰っていたので、急に決まったらしい。これを聞いてわが積極心に火が付いたり、スイッチが入った訳でもないが、得意としていた「急に決める」芸風を友人に奪われた心境は複雑である。最近は何事も慎重で、今日は今度の土曜日に乗る長野行新幹線の乗車券を買いに行ってきた。ジパング倶楽部の3割引で往復11,140円也。海外旅行をしたと思えば月に一度行っても安い、と思ってしまう情けなさ。

フルマラソンを未だに走る同級生もいるし、最近何事も考えがチマチマしていかん!もっと堂々と生きないといかんと思えどもだ。

2 件のコメント:

DonKoba さんのコメント...

爺さんも70歳をすぎたのだから、生き方で人と比べることもないのじゃなかろうか?「ちまちましている」と主観的に感じているだけで、他人から見れば十分素敵な生き方をしておられるのでは?
だから、もうその人なりに生きていくしかないのではなかろうか?これって、やぶれかぶれの開きなおりパターンかな?

senkawa爺 さんのコメント...

DonKobaさん
いつもありがとうございます。
仰る通りです。この期に及んで悔やんでも始まりませんね。笑