2011年9月13日火曜日

日本の将来

今日は久しぶりに幼馴染と昼飯を共にした。年寄りの話と言えば昔話と子や孫の話と相場が決まっている。彼はお子さん達と一緒に住んでいるので、若い人の行動や考えについてそれなりの観察ができている。小生はこのところ娘や孫ととんとご無沙汰なので、もっぱら聞き役に回った。

印象に残ったのは次の2点だ。一つは、現代社会では良し悪しは別として、大学を出ないと普通の人間として通用しにくい事。二つ目は、一応大学を出て就職しても、その会社にそこそこの年齢まで留まることがむしろ稀になっている事。前者について言えば、故にニートが増える原因となっているようだ。小生最近とみに思うのは、これからの若人が大学に行くことに如何程意味があるのかとの疑問である。

彼曰く「大学生の大部分は親の金とアルバイトで稼いだ金をもっぱら消費してくれるから、景気下支えの需要を生み出す大切な集団である。これがいなくなると日本の景気はもっと悪くなるかもしれない。」その彼等が卒業してニートとなり、消費に貢献できなくなる方が問題かと思うのだが。今更大学を減らす訳にもいかないだろうし、互いに専門家でもないので中途半端に会話は打ち切られた。

後者についてはこうだ「我々の時代と違って現代は、長年同じ会社に居ても給料や地位が自動的に上がっていくとは限らないし、見通しも立たない。それで面白くなくなり飛び出してしまうか、逆にもっと高みを目指して飛躍するかの何れではないかな。」あれこれ想像して喋っているが、本当の事はさっぱり分からない。僅か15年か20年で、社会環境がまるきり変わっている事を改めて強く感じた。

もともと子供の学校問題と進学に関しては全て嫁任せで、一切口は出さなかったし、心配もしなかった。ところが孫に関しては、進学から将来に至るまで内心少し気になっている。見届けることが出来ないことが自明なので、余計思いが募るのだろう。しかし彼の気持ちを聞けたとしても、十分に理解できるかどうか分からないし、アドバイス出来る事のあろうはずもない。

ま、毎日元気に学校に通っているを以て善しとしよう。

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