2010年3月26日金曜日

人は愛するに足り、真心は信ずるに...           澤地 久枝, 中村 哲 共著

ペシャワール会と中村さんについては報道を通してぼんやり知ってはいた。又澤地さんも好きなドキュメンタリー作家の一人である。たまたま今週の初めこの本が目にとまったので早速読んでみた。
報道だけでイメージしているのと纏まったものを読むのではインパクトが全く違う。改めて中村先生に対する畏敬の念が高まってこざるをえない。

先生と書いたのは畏敬の念もあるが、元々お医者さんでもあるからだ。25年以上長きに亘ってアフガニスタン東部に於いて、地元の人々のために黙々と用水を掘り続けているのがNGOペシャワール会の活動である。先生が現地を訪れたきっかけは、1982年青年医師として大牟田に勤務していた先生に「日本キリスト教海外医療協力会」からパキスタン勤務の話が持ち込まれる。

任務は医療一般であった筈が、選びようも無くハンセン病の医師となる運命が待ち構えていたのである。以来今日に至るまでの道のりと先生の使命感と言うか生き方には深い感銘を受ける。内容については詳しく触れないが、大勢の人に是非読んでほしい。

先生は、私にとっては【花と竜】が懐かしい作家の火野葦平さんの甥ごさん。静かではあるが物凄く男らしいものを感じるのも血筋かもしれない。又、アフガンに根付かれたもう一つの理由に山好き、昆虫や生き物が好きである事上げている。クリスチャンでありながらイスラム教の真っただ中で地元で多数の人から尊崇の念を以て見られているのが何故かを政治家は理解できないらしい。


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