2012年2月16日木曜日

もの忘れ

もともと忘れっぽい性格だが、最近はもの忘れが多すぎるかもしれぬ。昨日は事務所に向かう途中で財布を忘れた事に気づき、慌てて自宅に取って返したが、どこを探しても見当たらない。取り敢えず事務所からカード会社や警察に連絡をするつもりで来てみると、事務所に財布が置いてあった。一昨日の帰宅時から、何度も繰り返して忘れていたことになる。

字は忘れて読めなくなり、漢字が書けなくなること夥し。人と会う機会が少なくなっているので、久しぶりに他人と会話すると、言葉遣いから声の調子まで自分でも変だと思う事さえある。ボケ防止と思ってこのブログを書いているが、内容は兎も角、手書きの方が目的に叶うのかもしれない。パソコンは漢字は変換で出てくるし、文章は何度でも変更できる。

極端に言えば、思いついた単語を脈絡を無視して書きちらし、後で適当に切ったり張ったりしているようなものだから、まともな文章が出来る筈もないだろう。しかもネットの世界には引用に適する情報がわんさとある。これもまた適当に利用しているので、己の脳みそは退化の一方である事は間違いない。

長い人生を過ごしてきたのだから、来し方を振り返って、自分らしい随筆めいたものを書けたら良いなと思って始めた意味があるのだが、志と全く違っている。第一昔のことがなかなか思い出せない。フラッシュバックのように瞬間的にある場面が浮かんでくることもあるが、その前後関係を思い出そうとしても文章で表現するほどには至らない。

もどかしい思いではあるが、昔のことを正確に覚えていたのではこれまた不自由かもしれない。過ぎた事は変えることが出来ない訳だし、ともあれ今日も一日無事に過ごせた事を以て善しとして、明日になったら忘れてしまう。最終的には朝飯のおかずすら忘れる、年寄りの定番らしいが仕方あるまい。

小中学校の同窓会幹事の仕事に着手して感ずるところがあった。

2 件のコメント:

tak さんのコメント...

物忘れはあるかもしれないが、これだけの文章を書いている人は同年ではそうはいない。むしろ大したものである。
私は老化現象かと思われることは記録しておいてしょっちゅう見ることにしている。

senkawa爺 さんのコメント...

takさん
お褒めに預かり恐縮です。
余計なこと、都合の悪い事はどんどん忘れる。幸い明日に必要なことは少なくなりつつあります。
もの忘れが特技のようになりつつある現在ですが、このお褒めは明日の生きがいになるでしょう。