2017年8月11日金曜日

不思議なインターネットの世界

「山の日」だそうだが、山歩きには全く不向きな天気。今年は梅雨明け宣言から梅雨に入ったようなもので今週はずーっと雨が降っている。明日は梅雨の晴れ間のような予報になっているので、出来れば奥多摩にでも出かけたい。それは兎も角、北朝鮮の挑発が随分具体的になってきた。アメリカを命がけでからかっているようだ。次の実験としてグアム島沖30~40キロを着弾目標にして同時に4発のミサイル発射を準備中で、今月半ばには準備を完了する予定。しかも飛翔ルートは日本海から島根、広島、高知県をまたいで飛翔時間は17分何秒とまで発表している。

流石にどこから打ち上げるとは言わないが、撃ち落とせるものなら撃ち落としてみろと言っているに等しい。ここまで言われるとトランプ氏も撃墜しないと沽券に関わるだろうが、どうも技術的には難しいらしい。何故なら、前にもまして激しい非難を繰り返しているところからそう思わざるを得ない。アメリカと言えどミサイル攻撃ではなく、ミサイル防御を考えるなら、発想の転換を余儀なくされるはず。同盟国日本の軍事的協力以前にジョージルーカスやレーガン米国元大統領が主張した「スターウォーズ」の世界を真剣に追求していることだろう。

比べて日本は呑気なものだ。防衛省最大の関心事が文書管理の問題なんだから。昨日も書いたように、自衛隊の情報システムの統一性が無いことは有名だが、各隊が使っているシステムが、このブログでも使っているインターネットに頼っているのも事実らしい。このシステムについて防衛省の高級文民官僚(ひょっとすると高級武官も)が、ど素人の小生と同じでどの程度理解できているかが相当疑わしい。インターネットはアメリカ軍によって開発されたシステムではあるが、秘匿性の高い情報のやり取りをする他国の軍がこれを利用することが果たしていいのだろうか?

防衛省が機密保持のためどんな手段を講じているかは知らぬが、素人考えで言えば、インターネットに一度上げられた文書が、廃棄可能と思うこと自体に相当無理があると思う。北朝鮮が如何なる通信手段を用いているか知らぬが、少なくとも日本の通信手段に比べれば、かなり高度なセキュリティ対策を講じているだろう。それでもこれを破る方法を考える方がミサイルを撃墜するより簡単そうに思えるが、日本国内で政治家の論議を聞いている限り当分無理そうだ。

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