2010年3月29日月曜日

年度替り

今朝は近くの学校が全て春休みに入ったみたいで、小学生から高校生に至るまでほぼ毎朝顔を合わせていた誰とも会わなかった。友達と連れ立って歩く学生の姿は微笑ましいものだ。大方はいつも同じ組み合わせで楽しそうに会話を交わしている。高学年になるとたまに一人で歩くのも見かけるか、こちらは大抵難しい顔をしている。しかし彼や彼女でも、友達を見つけて「おはよう!」と声を掛け合う時にパッと顔に明るさがさす。彼らに会えないのは少しさびしい。来月新年度が始まると今まで見ていた子がいなくなったり、新しい顔に会う事になるのだろう。

朝、学生たちの流れと逆に歩むのが大人たちで、大人は連れがいないし、殆どの人が駅の方向に向かっていつも寡黙且つ忙しげである。ごく稀に対面にやってくる大人がいるが、これは学校の先生に間違いあるまい。小生は自宅から仕事場まで約6,7分。途中までは駅の方向であるが、半分から駅に向かう勤め人と対面する形で進む事になる。いつも深刻そうな顔をしているやや高年のおじさん、缶コーヒーを片手に煙草を吸いながら歩いている若い女性、いつ見ても眠そうな顔をした青年、こちらも大抵パターンが決まっている。勿論先方もこちらを見て「不思議な風体(たまに背広を着る事があるが、殆どカジュアルでショルダーバッグを携行)の爺さんといつもすれ違うが、どこへ行くのだろう?」と思っているかもしれない。

何れにせよ社会人になってしまうと春休みが無い。先週で今年度の仕事はほぼ終わったが、締めくくりの雑務と新年度の準備でかえって忙しくなっている。まして来月から代表職を青年に引き継がなければならないので、彼と打ち合わせるべき事が沢山ある筈だが未だ殆ど出来ていない。いつも一人でいるので引き継ぎは簡単と思っていた。ところが今朝スタッフの一人からメールで問い合わせがあり、来年度から仕事の指示とかギャランティーについてどうなるのか?との事だ。

一人企業と思っていたが、考えると結構沢山のスタッフに依って支えられている事を改めて認識する。全員を直接指揮してきた感じなので、小生と交代する人間には当然だが、指示を受ける側にも丁寧に説明しなければならない。今日からこの仕事が加わったので益々忙し訳だ。結局月が変わっても、朝は当分今の生活リズムを維持する事になりそうだ。しかし昼間は仕事から解放される時間が増える筈。さて何をするか、春休みでも取ってゆっくり考えたいが、仕事が次から次へと来て今日もゆっくりする時間が無かった。

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